スバルのハイブリッド車、スバル インプレッサハイブリッドに試乗!

スバルのハイブリッド車である、インプレッサハイブリッドに試乗してきました。

スバルの中では数少ないハイブリッド車であり、感じたことをすべてまとめましたので、十分参考になるかと思います。

かなり長い記事となりますが、ぜひ読んでいってください!

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基本情報

インプレッサハイブリッド 2.0i-S EyeSight

全長×全幅×全高 4420mm×1755mm×1490mm

エンジン:水平対向4気筒 2.0L DOHC

最高出力:150PS/6000rpm

最大トルク:196Nm/4200rpm

モータ最高出力:13.6PS

モータ最大トルク 65Nm

トランスミッション:リニアトロニック

普通のハイブリッドカーは、燃費を最大重視するため、ミラーサイクルなどを用いて、エンジン単体の出力が抑え、熱効率を重視するのですが、スバルの場合は、ガソリン仕様のエンジンとスペックに差はありません。

ガソリンエンジンのスペックをそのままに、ハイブリッド用のモータが追加されている形となり、ガソリンエンジン単体モデルよりもパワフルに走ります。

※なお、ガソリン仕様のインプレッサのエンジンスペックとは最高出力・最大トルクとも同じなのですが、発生回転数に関しては微妙に違うようです。

※参考:ガソリンエンジン車のスペック

エンジン:水平対向4気筒 2.0L DOHC

最高出力:150PS/6200rpm

最大トルク:196Nm/4200rpm

このインプレッサハイブリッドは、ハイブリッド用モータを追加しながらも、スバルの象徴的技術であるシンメトリカルAWDレイアウトが守られています。

加速力

まずはインプレッサハイブリッドの加速性能についてみていきます。

この写真は、インプレッサハイブリッドのエンジンです。

ガソリン2.0Lエンジンで十分な加速をするインプレッサに、ハイブリッド用のモーターが追加された形となるため、加速力は十分あります。

また、ハイブリッド車らしい出足の良さもあり、アイドリングストップ車のようなエンジン再スタート→発進という流れではなく、アクセルを踏んだ瞬間にモーターによる加速が始まるので、もたつきがありません。

逆に、ハイブリッドらしいモーターによる蹴りだし感は感じませんでした。

モーター間を消すような制御がされているのか、あるいはモーター出力が小さい影響下はわかりませんが、走りの質感的にはエンジンのフィーリングが支配的です。

走行音としては、ハイブリッドでよくあるモータの「もわぁ~ん」って音ですね。

それと、走行中にアクセルを抜いたとき、「カラカラ」「サラサラ」という音がしました。

タイミング的に回生の音なのかな?

その他、ガソリン車と異なる点として、大通りを流している時に、アクセルを抜いたときに、「カックン」と揺れました。

ハンドリング

次に、インプレッサハイブリッドのハンドリングについて紹介します。

さすがはスバル車という感じで、非の打ちどころがないです。

爽快で完璧です。

レヴォーグとの性能さも特に感じません。

レヴォーグとインプレッサは、グイグイ走っていける感じ。

ここは本当にスバルのいいところなのですが、スバルはレガシィからインプレッサまで、すべて水平対向エンジン+シンメトリカルAWDを採用しています。

低重心・低振動で安定感のある基本骨格をすべての車で採用することにより、すべての車で基準以上のハンドリング性能を獲得しています。

基本的にスバル車における車種の違いはボディサイズとエンジンの違いだけで、クルマの基本性能としては全モデルが高い水準で互角であると考えて問題はないです。

インプレッサハイブリッドに関しての欠点としては、交差点の右左折の際に、ハンドル切った状態からアクセルを踏み込んで加速するとき、鼻先が勢い良く曲がっていくようなFF感が感じました。

やはりハイブリッド車であり、モータが停止状態から高トルクがかかるので、FF感がほかのアクティブトルクスプリットを採用しているスバル車より強めです。

なお、参考に、スバルでは2種類のAWDシステムが採用されており、大きく分けてアクティブトルクスプリット方式とVTD-AWDF方式があります。

アクティブトルクスプリット方式は久料力配分が前:後=60:40であり、FF寄りのセッティングです。

これはあらゆる路面で安定して走ることを目的にセッティングが行われているAWDシステムとなります。

また、VTD-AWDは駆動力配分が前:後=45:55であり、FRよりのセッティングとなります。

前輪の負担を減らすことで、AWD車としての走行案安定性と、FR車らしいキレのいいハンドリングを実現しています。

ブレーキ

次に、インプレッサハイブリッドのブレーキについて紹介します。

ブレーキは十分効くので安心感があります。

ハイブリッド車に多いスイッチ感のある、パコパコしたブレーキではなく、ガソリン車のような踏みごたえのあるブレーキです。

ダイレクト感もあり、回生ブレーキも作動しているのでしょうがハイブリッド感はあまりありません。

ただし、これはほかのハイブリッド車と比較した場合の話であり、スバル車同士で比較すると、やはりハイブリッドのクセを感じるブレーキにはなっています。

運転席周り

次に、インプレッサハイブリッドの運転席周りを紹介します。

まずは、エンジン始動&空吹かし動画をご覧ください。

※YouTubeで動画配信をしていますので、チャンネル登録をしていただけると幸いです。

運転席の写真です。

運転席周りの内装や室内空間は今乗ってるレガシィDITとほぼ変わりません。

足元空間も同じでした。

落ち着きのある、居心地のいい車内でした。

写真のように、アルミのペダルが採用されています。

シートに関しても再度のサポートがあり、ホールド性が高いです。

ただ、インプレッサは運転席にランバーサポートが付いていないので、完全にポジションが合わなかったのが残念です。

視認性・操作性

スピードメーターです。

青を主体としてグラデーションのかかったデザインで、視認性は良好です。

サイドブレーキは引っ張るタイプ。

手前のスライド式のふたを開けるとカップホルダーが現れます。

後部座席

次に後部座席の写真を見ていきます。

続いて、後部座席の足元空間の写真です。

後部座席のシートの足元空間は、辛くはない程度の広さでした。

後部座席にも乗せる機会が多いのであれば、よりボディサイズの大きいレガシィシリーズのほうがいいでしょう。

荷室の写真です。

ハイブリッドだからと言って、カーゴルームが狭いことはありません。

後部座席を前に倒せばフラットな空間ができるので、旅先での仮眠や車中泊も可能になります。

荷室の下にも小物入れがあり、床下収納も含めれば積載性能は高いです。

おしゃれなエクステリアデザインについて

斜めから見たときの全体として塊感のあるデザインがかっこいいです。

後ろから見るとこんな感じです。

テールライトにブルーのポイントが入っていてオシャレでした。

エンブレムのアップ写真です。

まとめ

ここまで、インプレッサハイブリッドに試乗したときの感想について紹介してきました。

他のスバル車と比べると、やはりハイブリッド車特有の癖はありましたが、一般的なハイブリッド車と比べると走りに関してはエンジンが支配的でした。

車内空間についてはハイブリッド用のバッテリーを搭載しているにもかかわらず、十分な実用性があります。

また、後部座席を倒せばフルフラットな空間になる点は大きく、仮眠や大きな荷物を積む際に便利です。

以上、インプレッサハイブリッドについて、参考になれば幸いです。

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