気になっているクルマ、新型アウディA8について紹介します。
アウディ A8に感じる魅力と、逆に残念に感じる点など、主観を交えて紹介していきます!
目次
アウディA8の基本スペック
はじめに、アウディA8の基本スペックについて紹介します。
ボディサイズ
全長:5,170mm
全幅:1,945mm
全高:1,470mm
ホイールベース:3,000mm
全長が5mになるフルサイズセダンになります。
駆動系
55TFSI quattro
V型エンジン6気筒3.0L ターボ
最高出力:250kW(340PS)/5,000-6,400rpm
最大トルク:500Nm(51.0kgf・m)/1,730-4,500rpm
トランスミッション:電子制御8速AT
駆動方式:AWD(quattro)
60TFSI quattro
V型エンジン8気筒4.0L ターボ
最高出力:338kW(460PS)/5,500rpm
最大トルク:660Nm(67.3kgf・m)/1,800-4,500rpm
トランスミッション:電子制御8速AT
駆動方式:AWD(quattro)
エンジンはV6ターボとV8ターボの2グレード体制になっています。
トルク重視の設定になっており、排気量の割にトルクは太いですが、最高出力が伸びていません。
V6ターボもV8ターボも低速トルクの太い車の典型的なエンジンスペックといえ、トルク重視の設定にした結果、高回転側でトルクが出ないので、このようなエンジンスペックとなっています。
参考:車の加速は馬力かトルクか
アウディA8に感じる魅力
アウディA8に感じる魅力はデザインの美しさです。
正直なところ、今までのアウディのデザインはあまり好きではありませんでした。
アウディに関しては、A6がかっこいいかなぁ~ぐらいで見ていましたが、これと言って興味のあるモデルがなかったのも事実です。
しかし、今回登場したアウディA8は、アウディの中で初めて直感的にデザインが美しいと感じました。
歴代のアウディの中でも初めてのモデルです。
新旧のアウディA8のデザインを比べてみましょう。
従来型アウディ A8(画像はS8 Plus)
新型アウディ A8
新型アウディA8のデザインは、ドイツ車らしい重量感が表れています。
また、オラオラ感を出さずに重厚感のあるデザインを表現していることも、デザイナーの品格の高さが表れていると感じます。
アウディA8とライバル車と比較して
デザインに魅力を感じるアウディA8を、現行のライバル車と比較してみましょう。
ライバルとして有力なのが、メルセデス・ベンツ Sクラス、BMW 7シリーズでしょう。
公式ウェブサイトの写真を掲載します。
メルセデス・ベンツ Sクラス
BMW 7シリーズ
アウディ A8
アウディA8の、オラオラ感を出さずに重厚感のあるデザインを表現しているのがよくわかると思います。
アウディA8の残念なところ
デザインに魅力を感じるアウディA8ですが、もちろん残念な部分もあります。
一番残念なのが駆動系で、アウディがライバル車に対して特徴を出し切れていないと感じます。
例えば、エンジンは排気量のわりに最高出力が低いです。
このエンジンでは、アウディらしいスポーツエンジンとは言えません。
また、トランスミッションもトルコン式の8ATです。
ここはDCTを採用してほしいところです。
乗り心地を優先するのであれば、トルコンATのほうがショックが少なく快適です。
しかし、快適なフルサイズセダンであれば、別にアウディじゃなくてもいいと感じます。
パワートレインであまりにも万人受けを狙いすぎている、面白みのないエンジンというのが正直な感想になります。
やはり、パワートレインの部分で、他社に対する個性を強調したら、もっと魅力が増すと感じます。
まとめ
ここまで、新型アウディA8について紹介してきました。
オラオラ感なく、高貴で重厚感のあるデザインを表現している新型アウディA8のデザイナーのセンスが素晴らしいと思います。
エンジン、トランスミッションには万人受けを狙っているという点で残念に感じる部分もありますが、クルマ全体としての完成度は高いでしょう。
個人的には、メルセデス・ベンツ Sクラス、BMW 7シリーズよりも、今回紹介した新型アウディ A8がおすすめだし、魅力的に感じます。
以上、この記事が何かの参考になれば幸いです。