スバルの熱狂的なファンを意味するスバリストという言葉。
もちろんいい意味を含んでいるのですが、一部は良い意味ではとらえない方もいるようです。
そこで、本来のスバリストの意味を紹介します!
また、ネット上で見かけた不思議な意見についても、個人的な感想を書いていこうかと思います。
スバルは好きだけど、スバリストと呼ばれることに抵抗のある皆さんも、もっと本質的なことを見れば気にすることはなくなるとおもいますよ!
目次
スバリストの意味とは何?
スバリストという言葉自体は、現在、東京農業大学の後閑暢夫名誉教授が作った言葉の様です。
本来の意味としては、「スバルは紳士の乗り物」という意味があったそうです。
写真は私のレガシィですが、まさに紳士的なカラーであり、スバリストの鏡のようなクルマです←
現在では本来の意味は忘れられているのが現状であり、スバリストと言えば自動車マニア、車オタク、スバルの熱狂的なファンという意味で認識されることが多いようです。
本来のスバリストの意味が、「スバルは紳士の乗り物」という意味だから、スバリストという言葉は悪くないように思えるかもしれません。
しかし、言葉というものは、発信した本人の意思によって意味合いが大きく変わるものです。
例えば、「お前はバカか」という言葉について考えましょう。
親しい友達との帰り道、悪ふざけをしたときに言われる「お前はバカか」と、
会議やミーティングの席で、上司から、同期や後輩の前で晒されるように言われる「お前はバカか」の意味はは全く異なります。
スバリストの本来の意味合いが、「スバルは紳士の乗り物」であったとしても、現状の世間一般に認識が「熱狂的なスバルファン」や「自動車マニア」の意味合いで取られている以上、相手の発言の意図を察して受け取ったほうが、人間関係における誤解は生まれません。
もっとも、スバリストの本来の意味合いを知っていれば、ウンチクにはなるでしょう。
さて、スバリストの一般的な意味合いがわかったところで、スバリストと呼ばれること自体への抵抗はないと思います。
実際に皆さんはスバルが好きで乗られていると思いますし、スバルについて熱く語れると思います。
だから、スバリストと言われたとしても嫌味ではなく、本当のことを言われただけであって、特に気にする必要はありません。
スバリストに含まれる悪意
スバリストと言う言葉の意味自体は特に問題となりません。
しかし、多くの方がスバリストと呼ばれることに抵抗を感じる理由としては、一部の人間によって悪意を持って使われる「スバリスト」という言葉に含まれる意味にあると思います。
スバリストという言葉に含まれる悪意としては、次のものが考えられるでしょう。
1.盲目的なスバリスト
2.スピード狂
3.他車種を否定する人(スバル以外を認めない)
これらの意味合いについても、考えていきましょう。
1.盲目的なスバリスト
盲目的なスバルファンと言う皮肉を込めた意味合いで、スバリストと言う言葉が使われることがあります。
ただ、これに関してはスバルに限らないんですよね・・・
盲目的なドイツ車ファンっていますよね。
「いつかはクラウン」というキャッチフレーズがあったときには、世間が盲目的に高級車はクラウンであると思ったわけですよね。
結局、メーカーや車種に関係なく、ファンなんだからある程度盲目的であることは仕方がないんですよ。
車好きであれば、誰しも自分のクルマを溺愛しているはずです。
「盲目的なスバリスト」という意味を込めて発言していても、その本人は盲目的にどこかの自動車メーカーが好きなはずです。
人それぞれの趣味がありますので、「盲目的なスバリスト」という意味合いで、スバリストと言う言葉を使っている人に思うことは、他人の趣味の領域にまで足を踏み込むなと言うことです。
ストレートに言いますと、性格が悪いので付き合いは辞めたほうがいいと思います。
スピード狂
スバリストはスピード狂という意味合いで発言されることがあります。
スピード狂であることはスバルに限りません。
スピード狂と言う意味でスバリストと言う言葉を使っているのであれば、視野が狭すぎます。
街中の外車、セダン、ワゴン、ミニバン、さらには軽自動車、バイクも含めてみれば、スピードは一定数います。
スバルだから目立つということもあるのかもしれませんが、「プリウスが~」という発言と同等レベルのものであり、それこそ盲目的な批判に他なりません。
盲目的なスバリストと言う意味合いも含めると、盲目的な批判をしている以上、発言者本人にとって完全にブーメランです。
3.他車種を否定する人(スバル以外を認めない)
他車種を認めないという意味合いでスバリストと言う言葉を使っている場合にはブーメランです。
スバル以外を認めない人に対してスバルを認めないと言っているのです。
この発言は完全に自爆しています。
なお、ここでいうのは偏見によってスバル以外は認めないと思われている場合です。
スバル以外を本当に認めないのは、人間関係が破綻するので避けましょう。
人間社会においては、ある程度相手に合わせることも必要です。
スバリストと呼ばれるのは好き?嫌い?
これらのことを総合して、私自身はスバリストと呼ばれることを気にしていません。
好きな自動車メーカはどこですか?と聞かれた場合には、「スバルです。」と答えています。
わざわざ「私はスバリストです!」ということもありません。
「スバリストですか?」と聞かれた場合には、「えぇ・・・まぁ・・・」といった感じですね。
積極的に否定も肯定もしません。
これは、相手がどのような意味合いでスバリストと表現したかが不明だからです。
もしも悪意を含めた意味合いで表現した場合には、それ以上話す必要性がないからです。
正確の悪い人に対して、正論で反論しても消耗するだけです。
人生において無駄なことは避けたほうが快適です。
わざわざスバリストであることを否定する不思議な意見と矛盾
上記のようなスバリストと言う言葉に含まれる悪意を嫌って、わざわざ聞いてもいないのにスバリストではないと否定してくる人がいますが、これはあまりにもおかしいと思います。
例えば、レヴォ-グに乗っていたとしましょう。
プロフィールに「レヴォーグに乗っていますがスバリストではありません!」と書いていたらどう思いますか?
(実際にいました)
私は違和感しかありません。
違和感を感じる部分としては、レヴォーグはスバルに含まれますが、スバルはレヴォーグに含まれないのです。
したがって、レヴォーグに乗っている以上、スバルのことは一定以上好きということになると思っています。
逆に、レヴォーグは好きだけどWRX STIは嫌いというのは意味は通ります。
イメージ図を見ると分かりやすいかと思います。
したがって、スバル車であることと、レヴォーグであることは、親子関係になっています。
これより、スバル車に乗っているにもかかわらず、聞いていもいないのにスバリストであることを否定する場合には、何かしらの矛盾が生じています。
「スバリストですか?」と聞かれたうえで、「そこまで熱狂的なファンではないですよ。」と答えるのは何も問題有りません。
スバリストかと聞いてもいないのに突然否定してくる場合、その人の内心においてスバリストと言う言葉に含まれる悪意が先行しているのだと感じてしまいます。
あまり気にせず、スバリストを悪意を含めて使う相手とはそもそもお友達にはなれないので、悪意交じりの表現をしたら関係を切るのが一番だと思いますね。
結局は相手の悪意の問題
ここまで書いてきたように、結局は相手の悪意の問題です。
悪意を含めて言う人は、何に対しても悪意を持って接しています。
逆に言えば、スバルに乗っている自称スバリストであっても、他メーカーに対して、あるいは他のスバルの車種に対して、さらには自分以外のすべての車に対して悪意を持っている人はいます。
結局はその人次第という部分なので、鵜呑みにせず。相手の性格を探る良いツールになるのではないでしょうか?
好意的な意味で「スバリストですか?」と聞かれれば親近感が持てます。
悪意を含めた発言であれば、「あなたは性格が悪いですね」で終わる話です。
スバリストと言う文字は、何も特別な言葉ではなく、結局は他の文字と同じく言葉です。
言葉の意味合いは発する人間の意志によって大きく変化するので、真に受ける必要もないです。
まとめ
ここまで、スバリストと言う言葉について、自分の意見を長々と書いてきました。
総合的に、私自身はスバリストと呼ばれることに抵抗はありません。
これから付き合いのある相手であれば、相手の発言の意図を探るかもしれませんけどね。
(あくまでもさりげなくね!(笑))
車を通じてつながる人もいれば、車種に対する偏見で対立する人もいます。
しかし、最終的には人と人との会話であり、会話で発せられる言葉にはすべて人間の意志が入ります。
この領域になれば車種なんて関係なく、相手の性格に依存するところが大きいです。
もっと自分の趣味を、自分らしさとして表現したほうが、もっと人生は豊かになるのではないでしょうか。
最後になりますが、「スバリスト」という言葉だけで一つの記事が執筆できるので、やはりスバルは偉大な存在であると思います。
まさに「スバリスト」と言われそうな記事ですが、スバルの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDが高性能な理由を解説しています。
まぁ、事実なんだから仕方ないですよね。
→スバルの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDが高性能な理由
その他、オーナー目線で、5代目レガシィの魅力について語りました。
スバルには独特な世界観のある車が多く、飽きずに長く乗れる車が多いですよ。