【スバル レガシィ DIT 法定12か月点検】スラッジナイザーの施工と注意点・効果と感想。

みなさん、こんにちは!

ブリュの公式ブログ.comにお越しいただきまして、ありがとうございます。

今回は、レガシィDITの12か月点検について紹介します。

もう7年目に突入したレガシィ。

スラッジナイザーを行ってリフレッシュしてきました!

6年目 53000kmでスラッジナイザーの施工をしたので、参考にどうぞ。

注意

メンテナンスは何でも施工すればいいというものではありません。

ディーラーが勧めてくるメニューをすべて施工する必要もないですし、逆に気になるメンテナンスメニューがあれば、説明を聞いたうえで納得すれば施工するといいでしょう。

特に各種添加剤系のケミカル類は注意が必要で、複数の添加剤を同時に使用すると添加剤同士の化学反応で悪影響が出る可能性も否定できません。

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12か月点検の総費用

12か月点検の総費用は、24,937円です。

そして、点検パックで先払いになっている振替額15,085円がありますので、総合計でみると40,022円です。

作業内容としては、

  • 法定12か月点検(15,085円)
  • スラッジナイザー(6,600円)
  • PEAカーボンクリーナー(1,650円)
  • 下回り高圧洗浄(5,225円)
  • フォグランプ交換 左右(6,490円)
  • ライセンスバルブ交換 左右(2,376円)
  • キーの電池交換×2(2,596円)

です。

法定12か月点検以外は追加整備です。

スラッジナイザーは以前から気になっていたので施工しました。

PEAカーボンクリーナーは、各種論文を読んだ結果、カーボン除去に有効なポリエーテルアミンを含むケミカルということで購入。

下廻りの高圧洗浄はリフレッシュのため。

自分で下廻りの洗車はできませんからね。

フォグランプ、ライセンスバルブは消耗品として交換。

キーの電池交換は、車のディスプレイに電池を交換してくださいと表示されたので、点検のついでにディーラーにお願いしました。

電池の交換については、取扱説明書を見ながら作業すれば、自分でもできるだろうとは思います。

参考に、この時の走行距離は約53,000kmです。

スラッジナイザーの作業内容と効果

スラッジナイザーの作業内容と効果、および注意点について紹介します。

スラッジナイザー自体は、

  • オイル交換の頻度が少ない方
  • 一度エンジンをリフレッシュしたい方

におすすめです。

一方で、メンテナンスをあまり行っていない経年車にはお勧めできません。

作業内容/使用部品 技術料 部品代
スラッジナイザー/エンジンオイルライン洗浄/登録車 4,840円
フラッシングフルード スラッジナイザー 1,760円
合計 4,840円 1,760円
スラッジナイザーの合計 6,600円

スラッジとは?

スラッジとは、エンジン内にたまっている汚れのこと。

エンジンは使用していると汚れが溜まり、その汚れの洗浄にエンジンオイルがあります。

よって、汚れたエンジンオイルがエンジン内を循環することで、オイル系統に汚れが溜まることになります。

汚れと言っても、様々で、鉄粉やガソリンの燃えカスなどもあるのですが、一番多いのはスラッジという、水と油の混合による異物です。

スラッジは沈殿物であり、ヘドロのようなものですね。

ガソリンはご存じのとおり炭化水素(炭素と水素の化合物)です。

そして燃焼により、炭素は二酸化炭素に、水素は水蒸気、すなわち水になります。

エンジンが高温であれば水は水蒸気として排出されますが、エンジンが冷たい場合、あるいはエンジン停止後に内部に残存した排気ガス中の水分がオイルと混ざり、スラッジが発生します。

スラッジは、チョイ乗りの多い車ほど溜まりやすい傾向がありますが、しっかりと走っている車であってもエンジン停止後の残存水分はオイルに交じります。

ペースの違いはあっても、スラッジは徐々に堆積していくものだと考えておくほうがいいでしょう。

スラッジナイザーの作業内容

スラッジナイザーは、外部の機械に接続してオイルを圧入し、エンジン内のオイル系統を洗浄する作業になります。

洗浄用のオイルはフラッシングオイルという専用の洗浄剤入りのオイルを利用します。

これにより、

  • フラッシングオイルによる洗浄作用
  • 外部機械による洗浄剤の圧入(エンジンのオイルポンプより強い)
  • 脈動を与えスラッジを剥がしとる

という作業によって、エンジン内のスラッジを除去します。

一部スラッジを溶かすようなケミカルも混合されているようで、オイル系統は本当にきれいになるようですね。

スラッジナイザーの効果

スラッジナイザーを施工してみた感想が、

  • 滑らかになった
  • 気筒数が増えた感じ

というのが適切でしょうか。

滑らかさでいえば、ターボ感が消えました。

NA車に近い走りになって、ターボが急激に効くというよりも、滑らかに効くようになった印象があります。

そして、4気筒感がなくなりました。

良くも悪くも4気筒より多気筒の方がエンジンの繊細さでいえば優れているのですが、スラッジナイザーの施工後は気筒数が増えたような印象になりました。

1発1発のドンドンドンという加速感ではなく、全体的にスムーズ。

ターボ感が消えた印象とも関連してくるのだと思います。

スラッジナイザーの注意点

ディーラーではスラッジナイザーの注意点に関して特に説明はなかったのですが、調べた感じの注意点について参考程度に書いておきます。

スラッジナイザーの施工前に一度ご確認ください。

  • メンテナンス頻度の低い経年車にはおすすめできない
  • スラッジナイザー施工後は高負荷運転は避ける
  • エンジンが傷む可能性がある

メンテナンス頻度の低い経年車にはおすすめできない

メンテナンスをあまり行ってこなかった経年車にはお勧めできません。

スラッジは本来異物であり、エンジンにとっては好ましくない存在です。

よって、定期的なオイル交換によって、スラッジを取り除く必要があります。

しかし、オイル交換をあまり行っていない車の場合、スラッジも含めてエンジンが調子よく動いている可能性があるんですね。

本来は異物なのですが、異物と調和したエンジンという感じ。

  • 良い感じに隙間を埋めている
  • 良い感じに油圧の調整を果たしている

など。

この時、スラッジを取り除くと不具合の原因となります。

メンテナンス頻度や走行距離に応じて、施工を検討してください。

なお、現在走行距離の浅い車の場合には、定期的にスラッジを取り除くことで、新車の性能を維持できると思います。

異物と一緒に調子がよくなる状況が発生する前に、スラッジを定期的に取り除いてあげましょう。

スラッジナイザー施工後は高負荷運転は避ける

スラッジナイザー施工後は高負荷運転、言い換えるならエンジンを高回転まで回さないでください。

シリンダーには細かい溝があって、この溝にもオイルが入っています。

スラッジナイザーは、このオイルも除去するので、一時的にピストンとシリンダーの摩擦が増大する可能性があります。

スラッジナイザー施工後は、慣らし運転のイメージで、高回転まで回すのは避けましょう。

エンジンが傷む可能性がある

スラッジナイザーに使うフラッシングオイルは、洗浄成分が入っており、この洗浄成分によってエンジンが傷む可能性があります。

金属部分は大丈夫なのですが、ゴム類などに多少なりとも攻撃性のある物質になるでしょう。

ただ、車の燃料であるガソリンは結構な危険物であり、ガソリンで動くエンジンがフラッシングオイル程度で傷むとは考えにくいです。

参考

ハイオクの主成分はトルエンです。

トルエンはシンナーなどに使われる有機溶剤であり、燃料系統のゴム部分等への攻撃性のある物質です。

こんな燃料に常時さらされるエンジンですから、たかがフラッシングオイル程度でエンジンが傷むとは考えにくいです。

ハイオクとレギュラーの成分の違い

よって、スラッジナイザーによるエンジンへの負担はほぼ大丈夫ですし、半年から一年に一回ぐらいの施工では問題ないでしょう。

ただ、どうしても気になる方は避けておくのが無難です。

ライト類の交換が目立つ

もう6年間しっかり乗ったレガシィです。

さすがにライト類の交換が目立ってきました。

ちなみに、ブレーキ関係が良好なんですよね。

ブレーキパッドもローターもまだまだきれいで使えるそうです。

すでに5万キロオーバー。

普通は交換時期に達しているはずなのですが、皆様はどうですか・・・?

フォグランプの交換

フォグランプの運転席側が玉切れしていました。

スバルの純正フォグランプに交換しました。

玉切れは片方でしたが、両方交換しました。

おそらく、助手席側ももう間もなく玉切れすることが予想できたからです。

あと、フォグランプが取り寄せ商品であるほか、万が一の時にフォグが使えないのが嫌で、リスク回避の意味もあります。

こんな感じで元通り。

参考

この機会にLEDフォグへの変更も検討しましたが、やめました。

理由としては、LEDフォグはLED+制御回路で構成されており、不具合発生の原因になる可能性があったからです。

一番気になるのが経験上、コンデンサが発火しやすことです。

また、電装品の不具合は車両火災に発展する可能性があるので、車の品質としての信頼性を保つために、純正フォグに交換しました。

純正フォグもトイレの電球色でやさしい色ですし、意外と気に入ってるんですよね(笑)

作業内容/使用部品 技術料 部品代
フォグランプ バルブ 左右交換 2,090円
バルブ, ヘッド & フォグライト 4,400円
合計 2,090円 4,400円
フォグライト交換 合計 6,490円

ライセンスバルブの交換

自分では気づかなかったのですがリアのライセンスバルブの右側が玉切れしていたようです。

フォグランプと同じく、左右両方を交換しました。

ライセンスバルブはディーラーに在庫があるのでいつでも交換できるようですが、何度もディーラーに行くのが面倒なので、一気に交換。

作業内容/使用部品 技術料 部品代
ライセンスバルブ 左右 交換 2,090円
バルブ , フロント コンビネーション 286円
合計 2,090円 286円
ライセンスバルブ交換 合計 2,376円

スバル PEA カーボンクリーナーを購入

スバル純正のPEA カーボンクリーナーを購入しました。

取り寄せになっていたので事前に注文しておいて、点検の日にもらった形です。

次の給油の際に添加してみようと思います。

各種論文を読んでいると、最もカーボン除去に効果的なのがポリエーテルアミンという物質。

アミン系の物質は洗浄能力があり、代表例としては

  • ポリエーテルアミン
  • ポリイソブテンアミン

があるそうなのですが、エンジン内の残りにくいのがポリエーテルアミンという物質になるそうです。

そんなポリエーテルアミンを75%と高濃度に含んでいるのがスバルのPEA カーボンクリーナー。

燃料タンク内で攪拌するためにも、次回の給油直前に添加して、その後満タン給油を行うのが効果的なようです。

長期的に使ってみて、効果を確かめてみたいと思います。

参考

添加剤について気になる方は、各種添加剤について調べてみたので読んでみてください。

ガソリン添加剤の種類について

まとめ

ここまで、レガシィDITの6年目 12か月点検について紹介してきました。

本来であれば点検パックに加入しており、消耗品以外は追加費用は発生しないのですが、いろいろリフレッシュするために追加整備を行いました。

追加整備の内容としては、

  • スラッジナイザー
  • 下回り高圧洗浄
  • フォグランプ交換
  • ライセンスバルブ交換

です。

長く乗っていると細かいところが気になると思います。

定期点検の際に、一度リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

以上、レガシィDITの12か月点検について、参考になれば幸いです。

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