日立とパナソニックのドラム式洗濯乾燥機の性能比較

みなさん、こんにちは!

ブリュの公式ブログ.comにお越しいただきまして、ありがとうございます。

今回はドラム式洗濯乾燥機の比較として、日立とパナソニックの技術的な比較を行います。

ドラム式洗濯乾燥機選びの参考になれば幸いです。

なお、洗濯乾燥機のシェアが高いのが、日立、パナソニック、東芝です。

なので、この3社で選べば基本的に問題はないのです。

ただ、個人的に東芝は故障が多いと思います。

(当たり外れもあるのでしょうが、過去に購入した東芝の家電は、保証期間が終了するタイミングで見事に壊れることが多かった。)

よって、私自身が、家電製品を選ぶうえで、東芝を候補から外していますし、正直お勧めできません。

なので、この記事においては、私自身がしっかりと吟味している、日立とパナソニックに絞って紹介をしていきますね。

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日立のドラム式洗濯乾燥機の特徴

日立のドラム式洗濯乾燥機の特徴は、次のものがあげられます。

  • 大流量のナイアガラ洗浄
  • 低温乾燥によって生地が傷みにくい
  • しわが少ない
  • 洗濯に時間がかかる

となります。

日立の洗濯乾燥機は仕上がり重視といわれており、仕上がりの奇麗さや、衣類の傷みを最小限に抑える工夫がされています。

では、ひとつづつ見ていきましょう。

ごわごわ感を抑えるナイアガラ洗浄

ナイアガラ洗浄は、強力な循環ポンプを採用しており、大量の流量で衣類を洗い、汚れの落ちやすさと仕上がりをよくしたものです。

強力な循環ポンプで水を強力に循環させ、流量を増加。

これによって、袖付近の汚れが落ちるほか、たたき洗いの時間を短縮できます。

たたき洗いの短縮は仕上がりにも大きく影響し、タオルのパイルが整っていることで、ごわごわ感を抑えます。

なお、大流量とは水の循環能力が高いという意味であり、水の使用量を意味するものではありません。

強力に循環しているだけですから、水道代が高くなるといった心配はないので、ご安心ください。

日立独自の技術:風アイロン

日立には独自技術、風アイロンがあります。

風アイロンのコンセプトを端的に表現すると、”高速風でしわを伸ばし、アイロンがけの手間を省くことでエコにする”ということができるでしょう。

一般的に、洗濯機の乾燥においては、遠心力と温風で乾燥を行います。

風アイロンの特徴は、

  • 時速300kmになる高速風
  • ドラム内の湿度コントロール
  • 低温乾燥

があげられます。

時速300kmの風圧により、衣類に”押し”の力と”引っ張り”の力を発生させて、衣類を広げて伸ばします。

また、ドラム内の湿度コントロール機能もあり、スチームアイロンとして機能します。

忙しい朝に、日立のドラム式洗濯機であれば、しわ伸ばしのために風アイロンのみを洗濯することも可能。

日立の洗濯乾燥機は仕上がりにこだわり、手間が省けるのがメリットです。

また、乾燥には低温乾燥を用いています。

これによって、衣類が縮んだり、傷んだりするのを防いでくれます。

日立の洗濯乾燥機は時間がかかる

仕上がりにこだわる日立製の洗濯乾燥機だから仕方がないのですが、洗濯乾燥にはかなりの時間がかかります。

これは状況によってはデメリットになります。

家電量販店でチェックした時間を紹介します。

★パナソニックの場合:洗濯乾燥時98分

★日立の場合:洗濯乾燥時165分

日立の洗濯機は1時間近く長くかかるといえます。

なお、基本的には乾燥時に多くの時間がかかっているので、時間を短縮できる”おいそぎコース”も用意されています。

この場合、全工程における洗濯乾燥時間は、他社製の洗濯乾燥機とほぼ差がなくなります(説明では約98分とのことでした)。

しかし、時短によって、風アイロンなど、日立の仕上がりにこだわった装置が一切動かないので、日立を選ぶ意味が無い状態になってしまうのがデメリットといえます。

風アイロンなどの独自技術を使わないなら不要な装備なわけですし、そうなると実用面において他メーカーでもいいじゃんってなります。

普段の用途を考えてみて、仕上がりにこだわるのであれば間違いなく日立ですし、できるだけ短時間で洗濯乾燥を済ませたいのであれば、日立を選ぶ意味が全くありません。

ここは価値観が変わる部分なので、重要なポイントといえます。

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機の特徴

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機の特徴は、

  • 温水泡洗浄
  • ナノイー
  • 価格が高い

となります。

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機は洗浄力重視であり、洗剤の性能を最大限に引き出せるような工夫がされている洗濯機です。

では、詳細を見ていきましょう。

パナソニックの技術:温水泡洗浄

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機は、洗浄力に特化しているのが特徴です。

衣類の黄ばみなどを強力に洗浄できます。

その筆頭技術が温水泡洗浄です。

温水泡洗浄は、温水洗浄+泡洗浄で構成されています。

★温水洗浄

衣類の黄ばみは、皮脂やたんぱく質の汚れです。

この汚れは、洗剤の酵素によって汚れを落とすのですが、37℃で皮脂が溶け出し、40℃で洗剤の酵素が活性化します。

そのため、40℃のお湯で洗濯を行うほか、洗剤自体を温水ヒーターで事前に加熱してから投入することで、お湯の温度を低下させることなく洗濯を行います。

そのため、洗剤の性能を最大限に発揮できるように最適化された洗濯機といえるでしょう。

★泡洗浄

手を洗う時など、しっかりと泡立てないと汚れが落ちないなどという話はよく聞きます。

洗濯機においても同じです。

洗濯機は押し洗い、もみ洗いなどのモードがありますが、汚れを落としているのは洗剤の泡です。

パナソニックの洗濯機では、洗剤投入時に水圧によって水に洗剤を溶かし込み、十分に泡立てたうえでドラム内に投入します。

そして、泡自体もきめ細かく、衣類の繊維の間に泡が浸透することで、強力な洗浄能力を発揮します。

泡自体は洗濯機内で循環され、十分に洗濯を行った後、排水されていきます。

殺菌洗浄で清潔に:ナノイー搭載

パナソニックの洗濯機には、ナノイーの殺菌性能が追加されています。

洗濯機内に入る水道水を、一度ナノイーを投入してから使用します。

洗濯機におけるナノイーは、ナノイーの1000倍の体積になる水分に包まれ、ドラム内のカビの防止や、衣類のにおい除去に役立ちます。

価格が高い

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機は高額です。

洗濯・脱水容量11kg、乾燥6kgのスペックで、最上級モデルの相場を比較してみました。

(相場は2020年3月6日現在。価格変動はあると思いますが価格の相対関係におおきな変化はないと思われます。)

  • パナソニック(NA-VX900AL/R):30万円前半
  • 日立(BD-SX110EL):20万円前半
  • 東芝(TW-127X8):20万円後半

パナソニックだけ30万円台に乗っています。

日立の最上級モデルと比べると、価格差は約10万円ほど開くと考えて良いでしょう。

なお、洗濯乾燥機は耐久消費財ですから、洗濯機を何年程度使うかを考えて、一年あたりのコスト差で考えてみると・・・

10年使うなら、年1万円、5年使うなら年2万円・・・

比較すれば、十分妥協できる価格差にはなるんじゃないかと思います。

自動車税より安いですから・・・(笑)

パナソニックと日立はどっちがいい?

日立を選ぶ場合:仕上がり重視

仕上がり重視なら断然日立です。

パナソニックよりも衣類に負担がかかりませんし、アイロンがけの手間もありません。

総合的に、電気代の節約にもなるでしょう。

ただ、どうしても風アイロンを使用し、日立の洗濯乾燥機のいい部分を引き出すには、洗濯乾燥自体に通常の倍近いの時間がかかります。

洗濯乾燥の時間を短くするためにおいそぎコースを選んだ場合には、日立の洗濯乾燥機をわざわざ選ぶ意味が無くなりますので、そのあたりは普段の使い方や価値観を含めて検討してください。

なお、汚れの多い洗濯物を洗う場合には、どうしてもパナソニックに分があります。

子供がいる場合など、強力な洗浄力が必要な場合には、パナソニックを選んだほうがいいだろうと思います。

なお、パナソニックと比較して日立の洗濯乾燥機は低価格ですが、価格だけで比較するのであれば、日立よりも低価格なメーカーがほかにもありますから、そういった製品を選んだほうが満足感は高いかもしれませんね。

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日立 ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラム 洗濯11kg 左開き 本体日本製 液体洗剤・柔軟剤自動投入 BD-SX110CL N ロゼシャンパン
日立 ドラム式洗濯乾燥機の最上級モデル。
・大流量 ナイアガラ洗浄 採用
・独自技術 風アイロン搭載
衣類を優しく洗い、ふんわりとした仕上がりに!

パナソニックを選ぶ場合:汚れがひどい洗濯物が多い

パナソニックは、洗浄力の高さで選ぶのがポイントです。

温水泡洗浄によって、洗剤本来の力で洗濯物の汚れを強力に除去します。

例えば、子供がいて、泥だらけになった服や、食べ物をこぼした服を洗う場合などに大きな差が出ます。

パナソニック独自技術のナノイーが採用されており、カビ対策も含めて洗濯機を清潔に保つことができるでしょう。

パナソニックの洗濯乾燥機は、洗濯機の本質としての洗浄力が売りであり、そのために温水泡洗浄やナノイーといった独自技術を採用しています。

その代わり、価格相場として日立や東芝よりも、かなり高額になる点は、初期費用としてのマイナス面といえるでしょう。

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パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 11kg 左開き 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 ナノイーX ノーブルシャンパン NA-VX900AL-N
パナソニック ドラム式洗濯乾燥機の最上級モデル。
・温水泡洗浄採用
・ナノイー搭載
頑固な汚れも強力に洗浄します!

まとめ

ここまで、日立とパナソニックのドラム式洗濯乾燥機の比較をしてきました。

汚れの少ない洗濯物が多い場合、アイロンがけの手間を省けるなどの理由から、日立製のドラム式洗濯乾燥機がおすすめです。

また、生地が傷みにくいのも日立の特徴なので、お気に入りの服が合ってもあまり気を遣わずに洗濯できるでしょう。

一方、頑固な汚れがある場合には、パナソニック一択です。

汚れが積み重なると黄ばみなども目立ってきますから、洗浄力が強力であるパナソニック製品を選んだほうがいいと思います。

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頑固な汚れも強力に洗浄します!

以上、日立とパナソニックのドラム式洗濯乾燥機について参考になれば幸いです。

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