レンタカーで借りたカローラアクシオ 1.3Lモデルで、高速道路を341.9km走ってきました。
長距離をドライブし、カローラの設計コンセプトが見えてきました。
燃費なども合わせて、まとめました。
カローラアクシオの購入検討をしている方は、参考にしてください。
目次
カローラアクシオ基本情報
トヨタレンタリースで借りたカローラの詳細です。
カローラアクシオ 1.3X
エンジン:直列エンジン4気筒 1.3L
最高出力:95PS/6000rpm
最大トルク:121Nm/4000rpm
駆動方式:FF
トランスミッション:CVT
ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後):リーディングトレーリング式ドラム
サスペンション(前):ストラット
サスペンション(後):トーションビーム
日常走行では快適な設計
借りたクルマはカローラ最少排気量の1.3Lエンジンでしたが、街乗りでは特に加速力に不足はありませんでした。
高速道路を70km/h~100km/h程度で巡航している分には快適です。
エンジンも静かで、快適性にも不満はありませんでした。
可もなく不可もなくといった、無難な感じの走りです。
加速の伸びは悪い:高速の合流はしんどい
さすがに高速道路になると、1.3L自然吸気エンジンでは、カローラのボディサイズには少々非力です。
特に高速道路の合流が少々しんどいです。
アクセルを踏み込んでも加速力が頭打ちになり、エンジンの振動も大きく、音もうるさいだけで、全然加速しません。
慣れれば、車があまり加速しないことを理解したうえで上手く流れ込ませる様になりますが、余裕で安心して合流できるほどの加速力は無かったです。
また、巡行時でも、高速道路を100km/h以上のハイぺースで走ると、やはりエンジンの振動が大きくなってきます。
さらに、前のクルマが離れた時、アクセルを踏み込みますが、やはり合流の時と同じで、うるさく、エンジンの振動も大きくなるだけで、思う様な加速をしてくれません。
また、この日は雨でしたが、高速道路走行中にアクセルを踏み込むと一瞬不安定になりました。
こればかりはタイヤの性能も影響してくるので何とも言えませんが。
カローラアクシオ 1.3Lモデルの走りを総合すると、一般道においては本当に快適です。
しかし、一般道においての速度域を超え、高速道路になってくると、一気に弱点が見えてくる車といえるでしょう。
なので、カローラは、日本の道路事情に合わせて、無駄なく設計された車であることが分かると思います。
なお、高速道路も多用する方は、間違いなく1.5Lモデルを選んだほうが正解だと思います。
ブレーキ
次に、カローラアクシオのブレーキについて感想を書いていきます。
ブレーキに関しては全く問題なく効きます。
さすがに乗用車であって、軽自動車のブレーキとは全く違いました。
あとは感覚の問題なのですが、アメ車のカマロよりもブレーキの効きはよかったです。
カローラアクシオのブレーキの弱点としては、リアがドラムブレーキとだけあって、多少引っかかる感じのカックンブレーキの要素はありました。
特に高速道路でSAに入るときの減速で、ブレーキの踏み初めにおいて楔が刺さったようなカックン感がありました。
しかし、ブレーキ自体はしっかり効くので、安全面においては全く問題がありません。
ハンドリング
次に、カローラアクシオのハンドリングについてです。
トヨタ車に共通することなのですが、ハンドルはかなり軽いです。
初めは違和感がありましたが、慣れれば問題は無いです。
むしろ力まずに乗れるならこういうフィーリングもありかもしれません。
曲がり具合は可もなく不可もなくといったところで、クイックすぎることもなく、クセが無いのも良い点ですね。
ただし、高速道路においては軽すぎるハンドルによって、不安定さを感じる場面もありました。
車内空間について
シート形状は、日本人の体形に合っていると思います。
運転席でシートを倒して仮眠しましたが、足元空間はそこそこ広いです。
リアシートです。
FFなので、後席の床にプロペラシャフトのトンネルがないので、車内空間を有効に使えます。
カローラアクシオの車内は、5ナンバーサイズと言う限られた空間を有効活用しているクルマだと思いました。
カローラアクシオの車内空間における欠点も挙げておきます。
まず、ドライビングポジションが完全に合いませんでした。
座面がもっと下がればよかったのですが、こればかりは人によって違うので実車で確認するしかありません。
それと、センターコンソールのアームレストが、ドライビングポジションによっては使えなくなってしまいます。
機能について
セレクトレバーはフロアにあります。
ゲート式で、P→R→N→D→S→Bとなっています。
Sはスポーツモードではなく、普通のエンジンブレーキがかかります。
サイドブレーキはガリガリ引っ張るやつです。
また、オートライトは装備されていません。
トンネルのたびにライトをつけたり消したりするのは面倒だし、運転操作に集中できない原因となるので、オートライトは装備しておいて損はないと思います。
スピードメーターは非常にシンプルです。
1.3Lモデルなのでタコメーターがありませんが、1.5Lモデルの場合、グレードによってはタコメーターが装備されます。
燃費
走行距離341.9kmで、給油量は19.6L。
実燃費は17.4km/Lとなります。
高速道路主体で走りましたが、ハイブリッドカーの燃費が18km/L程度と聞いたことがあるので、
ガソリン車としてはかなり燃費がいいのではないでしょうか?
まとめ
カローラアクシオに試乗して分かったことは、全てが日本の道路事情に合った車であるということです。
ただ、1.3Lエンジンでは、高速の合流は苦しい部分もありましたので、高速道路を多用する場合には1.5Lモデルを選んだほうがいいでしょう。
税金面での差もないので、後々後悔しないと思います。
その他、ブレーキも十分な性能だし、車両サイズも、5ナンバーサイズで、狭い道が多い日本の道路に適応しています。
さらに、限られた車両サイズから、最大限に居住空間を確保していました。
逆に言えば、速度域が上がるほどに、弱点が少しずつ見えてくる車です。
どのようなシチュエーションで車を使うのかを念頭に、車選びを行ってください。
以上、カローラアクシオでドライブした際の感想でした。