【日本初のリニア地下鉄】大阪メトロ 長堀鶴見緑地線 70系

みなさん、こんにちは!

ブリュの公式ブログ.comにお越しいただきまして、ありがとうございます。

今回は日本初のリニア地下鉄である、大阪メトロ 長堀鶴見緑地線 70系について紹介します。

リニアモーターカーというと、JR東海の浮上するリニア新幹線をイメージすると思いますが、あくまで回転するモーターを持っていない駆動装置のことです。

通常の場合、モーターは回転運動をしており、車輪を駆動することで電車を移動させます。

リニアモーターカーは、モーター自体が直線運動を行うもので、線路に敷いてある金属板との磁気的な吸引力を利用して、電車を移動させます。

以上より、浮上する電車はリニアモーターカーですが、リニアモーターカーがすべて浮上するわけではないです。

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大阪メトロ 長堀鶴見緑地線とは

大阪メトロ 長堀鶴見緑地線は、大阪市 大正区の大正駅から門真市の門真南までを結ぶ地下鉄です。

大正駅はJR大阪環状線との接続駅であり、大阪ドーム、心斎橋など大阪の中心地を走り、京橋で再びJR大阪環状線と接続した後、門真南まで走ります。

長堀鶴見緑地線は、大阪メトロの中で唯一、大阪メトロのすべての路線と乗換駅を持つ路線です。

長堀鶴見緑地線は大阪を東西に走りますが、大阪中心地以外では南北に走るため、並行して走る路線である、

  • 中央線(森ノ宮 駅)
  • 千日前線(西長堀 駅)

とも乗換駅を持ちます。

リニアモーターカー

大阪メトロ 長堀鶴見緑地線 70系はリニアモーターカーです。

電車の前面には、リニアモーターカーであることを示す「LIM」の文字があります。

リニアモーターカーの動作原理

リニアモーターカーの動作原理について、通常の電車と比較してみます。

通常の電車は、モーターで車輪を回し駆動します。

モーター、特に一般的に電車で使用されている誘導モーターは、

  1. コイルに電気を流し
  2. そのコイルに流れる電流が磁界が軸の金属に作用し
  3. 軸の金属に電流が流れ磁界が発生し
  4. それらの磁界の吸引・反発力を利用

して駆動します。

それに対し、リニアモーターカーは、

  1. コイルに電気を流し
  2. そのコイルに流れる電流が磁界が線路に敷いている金属に作用し
  3. 線路に敷いている金属に電流が流れ磁界が発生し
  4. それらの磁界の吸引・反発力を利用

して駆動しています。

リニアモーターカーの駆動イメージは、普通の電車のモーターの軸を、まっすぐ伸ばして線路に敷いた状態といえます。

これで、車輪を通さずに、直接的に車両と地面の間で直線運動を生み出していることになります。

※長堀鶴見緑地線は、線路の真ん中に金属の板が敷いているのがわかります。

リニアモーターカーのメリット・デメリット

リニアモーターカーのメリットは、

  • 電車を小型化できる
  • 登坂性能が向上すること

があります。

電車の小型化については、電車の台車の部分にモーターをはじめとした回転機構が不要です。

ある意味で駆動機構を電車と路面に分割しているような状態であり、小型化できます。

登坂性能については、理屈の上では急な坂道も登れます。

普通の電車であれば、坂が急になると車輪と線路の摩擦力が低下し、車輪が空転するので登れません。

リニアモーターカーは、地面にある金属板との磁気的な吸引力を利用するので、駆動力伝達に関して車輪の摩擦の概念がありません。

一方のデメリットは、

  • 線路の金属板がなければ駆動できない
  • メンテナンスコストが増加する

などです。

線路の金属板がなければ駆動できないので、リニアモーター以外の路線に転用ができません。

また、転轍機などで物理的に金属板を敷けない部分は、一時的に駆動力が生まれなくなります。

大阪メトロに多いサードレール方式の給電方法とイメージ的に近いです。

サードレール方式も、転轍機の部分で一時的に給電がストップします。

メンテナンスコストについては、金属板の上にゴミが乗っていると走行時の障害になります。

通常の場合、効率を向上させるため、電車側の励磁部分と金属板の距離は非常に接近しています。

もし、ペットボトルなど大きなごみをポイ捨てされると、それだけで走行の妨げになります。

リニアモーターカーは結構デリケートな乗り物です。

参考に、ハイブリッドーカーなど、自動車用の駆動モーターは同期モーターで、軸に永久磁石を埋め込むことで、電車の誘導モーターよりも小型・高効率なモーターとなっています。

ハイブリッドカーは、車に搭載できるバッテリーの大きさに限度があるので、限られた電気エネルギーを効率よく駆動力に変えるため、同期モーターが使用されます。

一方、電車の場合には電気は架線から供給できますし、誘導モーターであれば複数のモーターを同一インバーターで駆動できる(誘導モーターが滑りを許容できる)ので、車両の製作コストや制御面でのメリットがあります。

独特な加速音

大阪メトロ 長堀鶴見緑地線 70系は、低温の響く独特な加速音をしています。

森ノ宮駅での発射シーンを撮影しました。

前半は普通の高周波な音ですが、途中で低音が響いて、なんとなく不思議な走行音になっています。

大阪メトロ 70系の紹介

大阪メトロ70系は1990年から走っている、結構歴史のある電車です。

そのため、やはり古さは感じますが、当時のこだわりというか、技術面、デザイン面での思い入れの強い車両なんだろうなと感じます。

本当に技術面での成長期・過渡期の良さを感じます。

最近の電車(特にJR)は、みんな金属ボディになっていて、ラインカラーを貼っただけのデザインが多く、良くも悪くも合理化されています。

こうした味のある車両も、どんどん減っていくんでしょうね。

そうした意味で、大阪メトロ70系は古き良き車両って感じですね。

外観

ヘッドライトはハロゲンですね。

行先表示も古さを感じます。

運転席

さて、70系の運転席です。

よく見えませんが、デジタル的な雰囲気はありません。

やはり、古い感じがします。

車内の雰囲気

先頭車の車内です。

運転席の窓が小さく、全面展望はあまりよくありません。

座席は6人掛けが基本です。

中間車の車内です。

こだわりポイント:ガラスの曲げ

70系は、ガラスの髷の部分があり、結構コストがかかっています。

このガラスの曲げですね。

デザイン的にこだわっているのですが、慣れないうちはなんか酔いそうな感じがします。

まとめ

ここまで、大阪メトロ 長堀鶴見緑地線 70系について紹介してきました。

以上、大阪メトロ 長堀鶴見緑地線 70系について参考になれば幸いです。

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