みなさん、こんにちは!
ブリュの公式ブログ.comにお越しいただきまして、ありがとうございます。
今回は、鹿児島、奄美群島、沖縄本島を結ぶカーフェリー、マリックスラインについて紹介します。
マリックスラインは、鹿児島新港から奄美群島(奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島)を経由し沖縄本島(本部港・那覇港)まで直通しています。
今回は寄り道で立ち寄った奄美大島からの乗船です。
記事のつながりとしては、以前アップした那覇港から奄美大島【マリックスライン クイーンコーラル8(特等室)」】の続きの航路になります。
前回はクイーンコーラル”8″で、今回はクイーンコーラル”プラス”なので、別のフェリーになります。
上の写真は、鹿児島湾内を航海中に撮影した桜島の写真です。
マリックスラインの風になびく旗とともに、良い写真が撮影できました!
桜島上部の雲がぽっかりと穴が空いているのを見ると、桜島のパワーを感じますね!
目次
一番快適だったのが「クイーンコーラルプラス」です!
鹿児島新港~奄美群島~沖縄本島は、マリックスラインとマルエーフェリーが交互に出港し、毎日運航となっている区間(共同運航路線)で、合計4隻のフェリーが就航しています。
マリックスライン
- クイーンコーラルプラス(名瀬港→鹿児島新港 で乗船)
- クイーンコーラル8(那覇港→名瀬港 で乗船)
マルエーフェリー
- フェリー波之上(今回は乗船しませんでした)
- フェリーあけぼの(鹿児島新港→那覇港 で乗船)
この4隻の内3隻の特等室を利用しましたが、マリックスライン クイーンコーラルプラスが最も快適でした。
特等室を利用する場合、運行カレンダーを見て、クイーンコーラルプラスの出航日を狙うのがいいと思います。
クイーンコーラルプラスの特等室は3名部屋として設計されていますので、室内が広いです。
そして特等室の位置がフェリー真ん中付近なので揺れが少ないほか、フェリー側面の窓となるので夜間もカーテンを開けることができます。
※他2隻の特等室は船首にあり揺れます。
※他2隻の場合、窓がフェリー前面となるので夜間カーテンは開けれません(漏れた光が航海に悪影響を与えるため)。
▼マリックスライン クイーンコーラルプラスの特等室より見た▼
▼停泊中のマルエーフェリー あけぼの▼
▼(鹿児島新港 接岸直前に撮影)▼
旅行会社は奄美ツーリストサービス(里見海運)を利用
今回はGo Toトラベルを適用するために、奄美ツーリストサービス(里見海運)を利用しました。
フェリーのGo Toトラベル適用には、旅行会社による乗船券の手配が必要です。
詳細は、後日別記事で一覧形式でまとめます。
旅行会社は奄美ツーリストサービス(里見海運)がおすすめです!
ポイントは、
- 親切(電話での予約可 & 入金は乗船当日でOK)
- 入金までは変更 & キャンセル料が無料(実質的に当日入金時までキャンセル対応可)
- 説明内容が正確だったこと
- 名瀬港から一番近い旅行代理店(徒歩2分 210m)
の4点です!
乗船券の手配手数料は、1人当たり500円。
例えば、車1台+2人なら、1000円が手数料(車の分は発生しない)となります。
マリックスラインの乗船方法(名瀬港編)
鹿児島新港行のフェリーは、21:20に出港します。
だいたい20時前には名瀬港の受付窓口がオープンするので、受付をします。
乗船券とステッカーをもらいます。
ステッカーは車のフロントガラスに貼り付けます。
その後フェリーが入港し、誘導の方の指示があるまで車で待機します。
なお、車の待機場所が分かりづらいのですが、名瀬港に向かって右側です。
階段の横に停めてください。
GoogleMap上では、タクシー乗り場が「航送車両待合所」となっていますが、GoogleMapの表記とは違うことにご注意ください。
GoogleMapのストリートビューも掲載しておきます。
赤字で車両進入禁止と書かれている場所で待機するので、遠慮なく進入しましょう。
※初めていくと絶対分からないです。
車両甲板について
次に車両甲板を紹介します。
以前乗船したクイーンコーラル8と同じく、壁に囲まれた車両甲板となっており、車に海水はかかりません。
非常に安心です。
車両甲板全体も目立つ錆はありませんし、車の保管環境としては非常に優れています。
では、船内に行きましょう。
なお、航海中は車両甲板に戻れませんので、忘れ物には注意してください。
次に車に戻れるのは各港の停泊中のみです。
クイーンコーラルプラスのスペックや船内の全体を紹介
船内にはクイーンコーラルプラスの模型が展示されています。
スペックがこちら。
9,000馬力のディーゼルエンジンが2基搭載されています。
合計18,000馬力です。
レガシィ60台分のパワーです。
クイーンコーラルプラスの特徴は、特等室がフェリー中央にあり揺れにくいことです。
その他は大浴場があること。
では、次の章から、各設備の詳細を紹介してきます。
特等の紹介
では、特等を紹介します。
特等・一等は、区画として区切られており、特等・一等利用者以外は立ち入りが禁止になっています。
特等室全体の紹介
では、特等室の全体写真から紹介していきましょう。
先ほども書きましたが、鹿児島~沖縄のフェリー3隻の特等室の乗り比べをした結果、本船(クイーンコーラルプラス)が一番快適でした。
設計上が3人部屋なので客室が広い他、特等室の位置が揺れにくいフェリー真ん中付近であり、夜間もカーテンを開けれます(船員の方に確認済み)。
こちらが限定一室の特等室です。
部屋番号は101号室です。
3人定員のお部屋とだけあって、他のフェリーの特等よりも広いです。
ベッドサイズはこの通り。
こちらがソファーなどです。
このソファーがベッドにもなるタイプで、3人利用時にはこのソファーがベッドとなっているらしいです(詳細は後述)。
デスクやテレビなど。
十分広いです。
テレビの下に冷蔵庫があります。
冷蔵庫があるのはマリックスラインだけです。
マルエーフェリーでは冷蔵庫の備え付けはありません。
ふたを開けると冷蔵庫。
サイズはこのような感じ。
サイズ的には2Lのペットボトルは厳しいです。
テレビはシャープ製のAQUOS世界の亀山モデル。
懐かしいですね。
お茶セットです。
お茶セットの内容は、クイーンコーラル8と同じです。
今回は3人部屋ということで、
- 茶っど:4個
- あわ玉:6個
と、数が増えています。
クイーンコーラル8の時もそうでしたが、お茶の数が不思議ですね。
今回は3人部屋で4つです。
3つでもなく、6つでもなく4つ。
どういう風に個数を計算しているのでしょうか。
クイーンコーラル8の特等は2人部屋で、
- 茶っど:3個
- あわ玉:4個
でした。
特等室のエアコンについて
エアコンの暖房or冷房は、船内一括管理されているため変更できません。
一方で、エアコンの効き具合の強さについては、特等室のみ個別設定が可能です。
写真にもありますが、一等室ではエアコン操作は一切不可です。
このことから、一等室を選ぶなら、一気に特等室にした方が快適だと思いますので、特等利用も検討してみてください。
エアコンの調整は、ベッド横のダイヤルで行います。
エアコンの吹き出し口は特等室内に2か所あります。
一個目がソファーの横です。
もう一個がデスクの奥の方です。
テレビ、冷蔵庫の並びで、特等室の一番奥のところになります。
ソファーベッドについて
冒頭でもお伝えしていますが、クイーンコーラルプラスの特等は3人部屋です。
そのため、スリッパも3つありますが、ベッドは2個しかありません。
3人目のベッドはこのソファーになります。
ソファーの後ろのレバーを操作すると、下の写真のようにベッドになります。
棚の中には一組の毛布がありますから、これで3人が宿泊できるお部屋になります。
なお、クイーンコーラルプラスの特等室は3人部屋ですが、2人利用でも貸し切り料金は発生しません。
簡単に書くと、クイーンコーラルプラスの特等室は、
- 3人利用:3人分の特等料金
- 2人利用:2人分の特等料金
- 1人利用:1人分の特等料金+貸し切り料金(特等料金1人分の50%)
となります。
2人の利用でも、他の3隻のフェリーと同じ価格で特等室を利用できますから、ご安心ください。
バスルーム
次にバスルームを紹介します。
バスルームも広いです。
このバスルームの広さを見ると、他のフェリーの特等室って何だったんだと思うぐらいです。
もう、特等の中の特等じゃないですか。
トイレは当然ウォシュレット付き。
バスには展望窓付きです。
この展望窓は夜間もあけておいて問題ありません(フェリー側面の窓のため)。
水の勢いを見てみましょう。
まずは洗面所ですが、十分な勢いです。
水道水に塩素臭はありませんが、手がカサカサになる感じがしたので、普通の水道水より多少塩素はきつめのようです。
シャワーの勢いもこの通り。
十分な水勢です。
この勢いならお湯もすぐに溜まるでしょう。
アメニティ
特等室のアメニティを紹介します。
アメニティは、洗面所の上にありました。
クイーンコーラル8と同じく最小限のアメニティ。
- 歯ブラシ
- 固形石鹸
- シャンプー
- リンス
です。
アメニティはマルエーフェリーの方が充実していました。
他の客室の紹介
では、他の客室の紹介も行っていきます。
1等室
一等室は鍵付きの個室なので撮影できませんでした。
詳細はマリックスラインの公式サイトでご確認ください。
1等洋室には3種類あり、
- 1人部屋×2室
- 2人部屋×1室
- 4人部屋(2段ベッド2つ)×2室
となります。
なお、一等室ではエアコンの調整が一切できませんから、空きがあれば特等室を利用されることをおすすめします。
2等寝台
2等寝台は、2段ベッドになるお部屋です。
こちらが下段のベッドです。
カーテンなどもあるので、最低限のプライバシーは確保されています。
ベッド全体はこの通り。
上段ベッドもこの通りです。
個別で電気を点けれます。
2等洋室
クイーンコーラルプラスに限り、2等洋室があります。
客室については、すでに他の方が利用されていたので撮影は控えました。
マリックスラインの公式サイトでご確認ください。
2等洋室の客室をパッと中は見ましたが、2等寝台との違いがよくわかりませんでした。
ご利用を検討している方は、事前に電話で2等寝台との違いをしっかりと確認することをお勧めします。
2等和室
最後に2等和室です。
マルエーフェリーもマリックスラインも、普通の雑魚寝になるお部屋を和室と呼んでいますが、さすがに和室と呼ぶには厳しい気がします。
和室と聞くと、畳が敷いてあって・・・と想像すると思いますが、まったく違います。
マリンルーム
マリンルームは基本的に2等和室と同じなのですが、バリアフリー設計となっており、車いすの方が優先になるお部屋です。
バリアフリー設計になっています。
内装は基本的に2等和室と同じです。
各種船内設備
インフォメーション
インフォメーションでは、乗船の際に乗船券と引き換えに特等室のルームキーをもらいます。
入港直前、停泊中、出港数十分間以外は閉まっていますので、用事がある場合には寄港時間に注意しましょう。
売店
インフォメーションの横には売店があります。
営業時間はインフォメーションと同じで、入港直前、停泊中、出港後の数十分間だけです。
お土産も販売しています。
お菓子関係です。
アルコールの販売も行っています。
なお、アルコールを含めたドリンクは、船内の自動販売機で24時間販売していますので、そちらも利用できます。
奥にあるのはアイスですね。
このような感じ。
お弁当の販売もあります。
マリックスラインのオリジナルグッズの販売もあります。
お弁当を買ってみました。
おいしかったですが、油っこかったです。
もう少しサクッと揚がってる方がおいしいと思います。
記念にグッズも購入しました。
レストラン
レストランは営業時間中以外は解放されています。
朝食メニューは、和定食と洋定食のみです。
洋定食はすでに売り切れになっていました。
こちらが和定食です。
メインが鮭、昆布、練り天です。
たまご焼き。
梅干しとたくあん。
みそ汁です。
自動販売機
自動販売機を紹介します。
全体的に普通の価格であり、船内だから高いということはありません。
コカ・コーラの自動販売機です。
伊藤園の自動販売機です。
ポカリスエットなど。
アサヒビールの自動販売機です。
麒麟の自動販売機です。
麒麟ビール、サッポロビールの自動販売機です。
自動販売機では、お菓子も購入できます。
無料 お茶サービスあり(要:紙コップ)
クイーンコーラルプラスでは、お茶サービスがあります。
お茶自体は無料ですが、紙コップが設置されていません。
紙コップについては、持参するか、売店で有料で購入するかになります。
サービスエリアに設置されているものと似たタイプの機械ですね。
スマホ充電器
スマホ充電器もあります。
貴重品ボックス
クイーンコーラルプラスには、貴重品ボックスも設置されていました。
2等和室、2等洋室、2等寝台では鍵がかからない相部屋になりますから、貴重品は貴重品ボックスに預けると安心です。
なお、1等、特等は個室タイプなので、貴重品ボックスは利用しなくても大丈夫でしょう。
展望大浴場
クイーンコーラルプラスでは、鹿児島~沖縄航路に就航している4隻のフェリーの中で、唯一大浴場が完備されているフェリーです。
ただし、利用時間が、21:00までですので、奄美大島より乗船の場合には、大浴場の利用はほぼ無理である点は知っておいてもいいかもしれません。
翌朝は4時から利用できます。
GPSによる位置情報の提供
マリックスラインでは、クイーンコーラルプラス、クイーンコーラル8の量フェリーで、GPSによるフェリーの位置情報の表示を行っています。
航海中に島が見えたりしたときは、このGPS情報を見て、何の島化確認するのも面白いでしょう。
まとめ
ここまで、マリックスライン クイーンコーラルプラスの特等と、その他の客室や船内設備について紹介してきました。
一番快適だったのがマリックスライン クイーンコーラルプラスです。
現在、マリックスラインでは、
- クイーンコーラルプラス(2012年~)
- クイーンコーラル8(1990年~)
が就航しています。
もうすぐクイーンコーラル8は引退し、2022年をめどに新造船が就航します。
新造船は、クイーンコーラルプラス以上に最新技術が導入されるでしょうから、より快適になるでしょう。
日程に合わせたフェリーの予約も大事ですが、せっかくなら乗船するフェリーも選んでみて、ゆっくりとしたフェリーの移動時間も楽しんでみませんか?
以上、マリックスライン クイーンコーラルプラスについて、参考になれば幸いです。