トヨタ ヴィッツでドライブしてきました!
コンパクトなボディに1.0Lエンジン搭載。
一般道から高速道路まで、感想をまとめます!
目次
ヴィッツの基本情報
直列エンジン3気筒1.0L(1KR-FE型エンジン)
最高出力:51kW(69PS)/6000rpm
最大トルク:92Nm(9.4kgf・m)/4300rpm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF
3気筒の1.0Lエンジンです。
一般的に言う、リッターカーと呼ばれるもので、乗用車の中では最小サイズのエンジンになっています。
下の写真がエンジンルームです。
4気筒搭載のボディに3気筒エンジンを搭載している影響なのか、エンジンの横に隙間があります。
ヴィッツの空ふかしサウンド
空ふかしサウンドを撮影しました。
加速性能
街乗りにおいて、加速に不満を感じることはないです。
ただ、それなりにアクセルを踏み込んで発進しないと加速が鈍いので、動き初めには常にエンジンがうなりをあげている感じです。
また、発進時に吹かすことから、CVTはローギアになるのですが、アクセルを抜いた時にCVTのハイギアへの変速が間に合わず、強烈なエンジンブレーキが掛かります。
アクセルを踏み込んだ場合には、戻すときにはじわりと戻す必要があり、慣れるまでは乗りにくく感じるかもしれません。
振動面では、発進時に、ある回転数でエンジンから縦方向の振動が来ます。
回転計のないクルマだったので回転数の特定はできませんが、動き出す瞬間ぐらいにがたがた来ました。
4気筒モデルのヴィッツであればどうなのかは分かりませんが、結構気になる振動だったので、3気筒モデルのヴィッツを購入検討の場合には、試乗の際には要チェックポイントです。
ちなみに下の写真はエンジンルームを斜めから撮影した写真です。
エンジンの横にCVTらしきものが見えます。
ヴィッツで高速道路をドライブ
ヴィッツで高速道路の走りました。
JCTのカーブなどでも安定した走りであり、クルマの安定感自体には不安感はありませんでした。
しかし、1.0Lエンジンでは高速道路ではパワー不足が感じられます。
特に、合流の時にはかなり苦しい感じです。
80km/h以上の加速がほとんど伸びません。
平気で100km/h程度で流れている高速道路において、このパワーで合流するのはかなり危険だと思いました。
それ以外には、車両さサイズの小ささが、高速道路ではマイナスな方向に働いた感じです。
ボンネットが短い分、前のクルマとの距離感などで、落ち着かない気分でした。
燃費について
このヴィッツ、借りた時の走行距離が21339km、返した時の走行距離21502kmがでした。
走行距離は、163kmです。
返却前に満タンにするために給油したガソリンが14.35Lとなります。
ここから燃費を計算すると、11.4km/Lとなりました。
夏場でクーラーをフル稼働させていること、遠慮せずにアクセルを踏んでいたことからしても、かなり燃費がいいのではないでしょうか。
ブレーキについて
ブレーキはしっかりと効きます。
以前、軽自動車のハスラーに試乗したことがありますが、車両サイズは似ているとはいえ、ヴィッツはやはり乗用車であり、高速道路でも確実なブレーキが感じられました。
この点において、軽自動車とヴィッツで迷っているなら、ヴィッツを選ぶ意味は十分にあると思います。
視界について
車両感覚もつかみやすく、小回りも効くので乗りやすいクルマでした。
しかい、左側のピラーが視界の邪魔になるときがありました。
T字路から出るときに、左側を確認したいときに、モロにピラーが邪魔でした。
下の写真が、運転席から見た助手席のピラーです。
トヨタのクルマは、運転席の前の三角窓があり、そこが視界を妨げるモデルがあることが知られています。
ヴィッツの場合には、運転席右側の視界は問題ありませんが、強いて言うなら左側のピラーが太すぎるせいか、左の視界が悪いです。
下の写真が、運転席側のピラーです。
後ろの視界はこんな感じです。
車内空間について
スピードメーターです。
視認性は高いです。
インパネ全体はこんな感じです。
エアコンはマニュアルエアコンでした。
サイドブレーキは引っ張るタイプです、
カップホルダーもあり、ドライブする上でのアイテムはそろっています。
難点は、エアコンが効かないことでしょうか。
乗ったのが真夏日だったこともありますが、冷風は出ているのですが車内が暑いです。
PレンジからDレンジにすると冷風が弱まり、加速すると完全に停止します。
夏場で乗るにはつらいので、ヴィッツを購入する場合、1.3Lあるいは1.5Lやハイブリッドなどの出力の大きいモデルを選んだほうがいいでしょう。
車内空間を見てみると、実用面で問題のない車内空間です。
横幅が狭いと感じる場面もあるかもしれませんが、フロントの足元空間に関しては十分です。
リアの乗降性については、ドアが広い角度まで開くので、乗り降りはしやすいです。
ただ、リアシートの場合には、足元空間は狭いと感じるでしょう。
これに関しては、ボディサイズの関係上、仕方ない部分ではあります。
カーゴルームは長さは短いですが深さがあるので、積載性は見た目以上に高いです。
リアシートを前に倒せば、フラットではないですが荷室の拡大も可能です。
まとめ
トヨタの代表的なコンパクトカーである、ヴィッツに乗りました。
排気量は1.0Lで、街乗りでは不自由のない加速でしたが、高速道路は厳しいです。
夏にはエアコンが効きません、
ブレーキはしっかり効くので安心感があり、車内空間もドライブで便利な最低限の装備は備わっています。
燃費もかなり良いので、あまり遠出をしない方にはおすすめですが、高速道路を多用する場合には少し考えたほうがいいかもしれません。
高速道路での印象は、以前ドライブしたカローラとは全く違うものでした。
カローラの試乗記事はこちらです。