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今回は関西私鉄の京阪電車について紹介します。
京阪電車と言えば、大正3年に、初めて私鉄無料特急を走らせた鉄道会社。
「京阪乗る人、おけいはん」のキャッチフレーズで、関西私鉄の中でも通勤電車・通学電車というよりは、京都出町柳方面への観光路線的なイメージもあるかとおもいます(沿線にひらかたパークもあります)。
今回は、京阪電車の中之島線に乗車する機会があり、その時に閑散としている13000系の車内を撮影できました。
京阪電車の13000系と15000系の違い、そして不可解な京阪中之島線について、小ネタを書いていきます。
なお、京阪中之島線の今後の展開については未確定な部分も多く、本当のことは鉄道会社しか知らない部分もあります。
そういった意味で、雑談程度に軽く読み流してください。
目次
13000と15000系の違い
外観を見ただけでは色違いの13000系と15000系ですが、その違いを簡単に紹介していきましょう。
13000系の特徴と運用
13000系のカラーは緑色です。
特徴は、
- ロングシート
- 編成の組み換えが可能
というところです。
通勤列車タイプの車内は、あの長椅子の車内ですね。
長椅子の車内の方が輸送能力が高く、混雑する通勤列車には適しています。
15000系の特徴と運用
15000系は、
- (元々)優等列車向けの車両
- 転換クロスシート+ロングシート併用
- 8両編成固定
となります。
転換クロスシートは、車両中央部で1列+2列であり、乗務員室端部では2列+2列となります。
また中間車両の端部ではロングシートとなります。
転換クロスシートから想像できるように、元々は快速急行などの優等列車向けの車両でしたが、現在では普通にも使われているようです。
特急で乗るなら京阪特急の8000系の方がお得感がありますが、特急以外となるとこの15000系が一番快適ですね。
もうすぐプレミアムカーも連結するらしいですから、どんな感じになるのか、今後も楽しみな車両です。
下の写真は京橋駅で特急 出町柳行きで入線した時の写真です。
13000系の車内
では、京阪電車13000系の車内も紹介します。
まずは車内の全体写真です。
ロングシートで、普通の通勤電車って感じですね。
ロングシートとしては座り心地がいいです。
また、座面に一人分の座席の区切りがあるので、混雑時でも定員だけ座ることができます。
※7人シートに6人が微妙な間隔で座っているという、あの感じが無くなる。
ドア付近は広いです。
京阪電車に限らず、最近の電車はドア付近が広くなってきてますね。
輸送能力の向上と、駅での乗り降りのしやすさを両立しています。
この京阪13000系は、川崎重工 2014年製です。
車内はディスプレイになっています。
「普通 中之島」の表示です。
英語表記にも対応しています。
不可解な中之島線の意味とは
京阪中之島線は天満橋から中之島まで、京阪本線と平行に走る不可解な路線です。
淀屋橋に行く電車と比較しても乗客の数が全く違うのは一目瞭然です。
面白いことに、競合路線が自社の京阪本線であり、地下鉄各路線との乗り換えについても、京阪本線と同じです。
京阪本線 | 京阪中之島線 | 地下鉄 |
天満橋 | 谷町線 天満橋 | |
北浜 | なにわ橋 | 堺筋線 北浜 |
淀屋橋 | 大江橋 | 御堂筋線 淀屋橋 |
— | 渡辺橋 | 四つ橋線 肥後橋 |
— | 中之島 | — |
これには2つの説があるらしいですよ。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンまで延伸したい
一番可能性が高いのが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンまで延伸したいという説。
冒頭にも書きましたが、京阪電車は観光路線的な意味合いの強い鉄道です。
やはり通勤・通学に対しての競争力において、大阪駅・難波駅・天王寺駅をまったく通らず、京都についても京都駅には行かず出町柳に行くとなると、他社路線との接続が使いにくく、利用はなかなか難しくはなります。
そこで、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンから出町柳という大阪・京都で2つの観光地を直通することにより、観光需要を見込んでいるという考えです。
GoogleMapでみても、中之島駅の先を見ると確かにユニバーサル・スタジオ・ジャパンがありますし、可能性としては高そうな気がします。
ただ、やはり新型コロナウイルスの影響は大きいでしょうね。
観光客が激減し、延伸計画も一時停止を余儀なくされるのではないでしょうか。
JR東海のリニア建設もそうですが、運輸業界において、新型コロナウイルスの影響力は想像以上のものがありそうです。
なお、現在のユニバーサル・スタジオ・ジャパンまでのアクセスは、JRゆめ咲線のみです。
大阪環状線 西九条駅乗り換えであり、大阪駅側からは直通する電車もあります。
迂回して大阪梅田駅に行きたい
通勤路線として考えるのであれば、大阪・難波・天王寺のどれか一つの駅には流入したいところ。
やはり淀屋橋では路線的に弱いです。
そこで、もうひとつのウワサは、西側に大きく迂回してから大阪駅に行くという路線。
これって現実的に可能なんですかね・・・
大阪駅周辺は高層ビルが多いですし、地下に電車走れるのでしょうか。
周辺は大阪メトロが密集していますし、JR大阪環状線も地下計画があります。
京阪中之島線の大阪駅への接続は可能性的に低そうな気はしますね・・・
なお、元々阪急京都線は京阪電車と関わりの深い路線です。
歴史的なことは他のサイトで説明されていますが、一例として立命館大学が関西の私鉄王国について、時系列でまとめているものがあります。
まとめ
ここまで、京阪電車13000系について紹介してきました。
上の写真は、京阪中之島線 渡辺橋駅で撮影した2600系です。
2600系は、1959年~1982年に製造された車両であり、2021年現在、最も新しいものでも39年が経過しています。
京阪電車は、私鉄の中でも特に古い車両をメンテナンスして長く運用している鉄道会社です。
JRにおいては古い車両として103系が有名ですが、京阪電車の場合、上記の2600系も含め、35年以上経過している車両が半数を占めており、103系の古さと結構いい勝負をしています。
中之島線は駅が新しいのに、一世代前の雰囲気の電車が入線してきたりと、不思議な駅でした。
以上、京阪電車13000系と中之島線について、参考になれば幸いです。