東北新幹線の東京駅で、新幹線を見てきました!
新函館北斗行のはやぶさ33号は、JR北海道のH5系電車で運転されます。
東京駅に北海道の車両が来る貴重なシーンです。
また、連結されているJR東日本のE6系新幹線についても紹介します。
E6系新幹線は、在来線も走るミニ新幹線です。
ミニ新幹線のサイズ感も、写真でお伝えしていきます!
目次
東北新幹線とは?
東北新幹線は、東京と新青森を結ぶ、JR東日本の新幹線です。
また、新青森から先、青函トンネルを経由して新函館北斗まで延伸されており、こちらはJR北海道が所有する北海道新幹線になります。
この東京から新函館北斗までをまとめて、東北・北海道新幹線と言います。
北海道新幹線は、最終的には新函館北斗から先、小樽、札幌を経由して、旭川まで延伸される予定となっています。
東北新幹線は、盛岡と福島で分岐します。
盛岡で分岐し、在来線を経由して秋田まで直通するのが秋田新幹線です。
福島で分岐し、在来線を経由して山形まで直通するのが山形新幹線です。
また、東北新幹線のうち、東京-上野-大宮間は、北陸新幹線、上越新幹線と共有している区間であり、ダイヤが非常に過密になっている区間です。
北陸新幹線は、現在は東京-金沢を結ぶ新幹線ですが、最終的には米原を経由して新大阪まで延伸されるようです。
上越新幹線は、東京-新潟を結ぶ新幹線です。
スキー場で有名な、ガーラ湯沢にも行く新幹線です。
写真は、北陸新幹線E7系W7系です。
東京駅で入場券を買って、撮影スタートです!
H5系の東京駅入線&発車の動画
まずは動画です。
H5系の東京駅入線動画と、発車の動画です。
JR北海道の車両が、何もなかったようにE6系と連結し、何もなかったように東京駅をあとにするシュールな光景をお楽しみください。
H5系の東京駅入線動画
最後の最後でおじさんが邪魔ですが、まぁ人生って、こんなもんでしょう。
H5系の東京駅発車動画
こちらは比較的綺麗に撮影できたと思います。
E5系とH5系の違い
東北新幹線で、おもにはやぶさとして運転される新幹線には、2種類あります。
それが、E5系とH5系のことです。
簡単に言うと、
E5系がJR東日本の車両
H5系がJR北海道の車両
となります。
E5系とH5系は、性能は全く同じですが、微妙にデザインが違います。
一番分かりやすいのが、車両側面の帯の色と、はやぶさのログマークです。
JR東日本のE5系の場合には、帯の色はピンクです。
また、はやぶさをイメージしたロゴがあります。
EAST JAPAN RAYLWAY COMPANYの文字もあります。
それに対し、JR北海道のH5系の帯は、紫色になっています。
また、はやぶさのロゴは、日本では北海道にのみ生息するシロハヤブサと、北海道の地形を合わせたロゴが描かれています。
HOKKAIDO RAILWAY COMPANYの文字もあります。
細かい部分では、車体番号も違います。
JR東日本のE5系では、E5●●という番号です。
JR北海道のH5系では、H5●●という番号になります。
あとは車内に違いはあるのですが、今回はまだ乗っていないので割愛します。
近いうちにグランクラスに乗る予定なので、車内はその時の記事としましょう。
H5系が運転される電車は?
東北新幹線で運転されるはやぶさは、ほとんどがJR東日本のE5系になります。
この割合はシビアに決まっていて、相互乗り入れしている場合、それぞれで運転される距離と、運転される本数で決まるようです。
JR東日本が管轄となる東北新幹線は、東京から新青森まであります。
運転間隔も、はやぶさとはやてを含めて10分間隔です。
それに対し、JR北海道が管轄となる北海道新幹線は、新青森から新函館北斗だけ。
運転感覚も一時間に一本です。
その結果、H5系電車は4本しか保有されていません。
しかも、動くのは2本だけで、残り2本は車庫で寝ているようです。
したがって、H5系で北海道まで直通しようと考えると、東京駅7:20発車の、
はやぶさ33号+こまち33号
だけとなってしまいます。
JR北海道のH5系であっても、仙台止り、新青森止りの運転も多いようです。
ミニ新幹線E6系のサイズと在来線で走る仕組み
E5系とH5系の比較が終わったところで、次にミニ新幹線E6系の違いについて見ていきましょう。
電車が好きな方であれば、在来線に直通するE6系は、E5系よりも車両サイズが小さいことは知っていると思います。
ですが、そのサイズ感まで実感したことがある方は少ないのではないでしょうか?
では、下の写真について、車両とホームの隙間に注目してご覧ください、
まずはH5系です。
次に、E6系です。
こうやって比べてみると、E6系って意外と小さいことがわかりますね!
車両サイズが小さいE6系は、電車とホームの間位が広くあくため、下の写真のようなステップがあります。
このステップは、走り出したら自動で格納されます。
こまちが秋田新幹線として走る区間には、在来線との共有区間もあります。
E6系はミニ新幹線とすることで在来線に対応していますが、根本的に新幹線と在来線では線路の幅が異なります。
この問題については、線路を3本敷くことで解決したようです。
なお、JR西日本では、ミニ新幹線の方式として、新幹線の台車側で車輪の幅を変更する仕組みを開発しているようです。
ですが、300km/h近くで走行する新幹線の台車に、車輪の幅を可変にする構造を取り入れると、なかなか信頼性の面でも難しいのでしょう。
まだ実用化はされていません。
E5系、H5系、E6系のグランクラスとグリーン車
入場券しか買っていないので、実際に車内に入ることはできませんが、窓から見える範囲でグランクラスとグリーン車の写真を撮ってきました。
まずは、E5系とH5系からです。
※写真はすべてH5系になります。
E5系、H5系新幹線の場合、シート配列は、
普通車:2+3
グリーン車:2+2
グランクラス:1+2
となります。
まずは、グランクラスの写真です。
ゆったりと広く空間がとられています。
グランクラスの開発時には、プライベート感を重要視したそうです。
グリーン車の写真です。
次に、秋田新幹線のE6系を見てみます。
E6系には、グランクラスは設定されていません。
E6系のシート配列は、
普通車:2+3
グリーン車:2+2
となります。
E6系のグリーン車の写真です。
北海道新幹線って必要?
最後に、時事ネタ的な話題で、北海道新幹線って必要か?について、簡単に書いておきます。
飛行機の速さには勝てないから、需要がないという意見もありますが・・・
個人的な考えでは、需要はあると思います。
東京-札幌間で考えても、新幹線の場合、座っていれば到着するんですよね。
これが本当に便利です。
一方、飛行機であれば、羽田空港や成田空港まで移動しないといけません。
正直なところ、羽田空港や成田空港が便利な場所かと言われれば、東京駅には勝てないです。
搭乗手続きも面倒ですし。
また、北海道では新千歳空港につきます。
新千歳空港から札幌までは、結局電車になります。
乗り換え回数の多さ、手続きの煩雑さを考えれば、東京駅で座って乗っていれば札幌につく北海道新幹線って、移動手段の選択肢の一つとして需要があるでしょう。
また、何も東京から札幌に直通することだけを考える必要もないです。
北海道新幹線は、函館から札幌への移動手段にもなりますね。
現在、函館から札幌までは、スーパー北斗で3時間から4時間かかります。
これが新幹線に置き換われば、新しい需要が生まれるでしょう。
ただし、新幹線の発達で寝台列車が姿を消したように、北海道新幹線の発達で、JR北海道の在来線が衰退するでしょう。
その結果、沿線の活気がなくなることも予想されます。
この点については、沿線が、わざわざ寄り道したいを思わせるようなアピールができるかにかかっています。
私個人の意見としては、北海道新幹線は、単純に移動手段と考える意味では非常に価値のある路線だと思います。
まとめ
今回は、東北新幹線E5系、H5系、E6系について紹介してきました。
東北新幹線で移動する場合、時間さえ合えば、H5系を狙ってみてもいいのではないでしょうか?
また、E6系のミニ新幹線のサイズ感についても、写真を通してご理解いただけたと思います。
近日中に、E5系とH5系のグランクラスの写真もアップするので、おたのしみに!