2019年度で完全に東海道新幹線から撤退する700系新幹線。
帰りにJR東海所属のC52編成に乗車しました!
帰りに乗車したのは、2019年4月19日(金)19:23 臨時のぞみ414号 新大阪発 東京行き。
廃車が進んで残りが少なくなったJR東海の700系新幹線の車内を、JR西日本所属の700系と比較しながら紹介します!
目次
残っている700系車両
JR東海所属の700系新幹線は廃車が進んでおり、どんどん数が減っています。
2019年4月19日時点では、JR東海所属車両が7編成、JR西日本所属車両が9編成残っています。
2019年度で完全に引退しますが、完全引退に向けてどんどん数を減らしていますので、700系新幹線に乗るなら今がチャンスですよ!
なお、行き道ではJR西日本のB4編成に乗車しました。
B4編成の記事と併せて読んでいただけると面白いと思います!
偶然にもJR東海C52編成700系新幹線が来ました!
700系新幹線の運用を調べていたところ、2019年4月19日(金)19:23に新大阪を始発で発車する臨時のぞみ414号東京行きが700系新幹線で運転されることを知りました。
行き道でJR西日本のB4編成だったので、帰りはJR東海の700系が来ることを期待していたら・・・
なんと偶然にもJR東海所属車両が来ました!
新大阪駅に入線してきたのはJR東海のC52編成です。
これで行き道はJR西日本の700系、帰りはJR東海の700系に乗ることができました。
JR東海の700系新幹線が来たのは本当に偶然でした。
700系新幹線自体は、運用を調べ、みどりの券売機で喫煙車を選べるのぞみを調べれば特定できます。
下の写真で見れば、のぞみ414号のみが700系新幹線です。
しかし、JR東海車両とJR西日本車両の運用は一体化されており、どちらが来るかは完全に運です。
狙ったわけではなく本当に偶然なのですが、両方乗ることができたというわけです!
オレンジ色のJRのロゴが、JR東海所属の証です
700系新幹線の加速動画
新大阪で折り返し車庫に入る回送電車の時に撮影できました!
※動作は作成中です。
近似中にアップします。
JR東海C52編成700系新幹線の外観
JR東海所属 C52編成の外観を紹介します。
JR東海所属の700系新幹線の行先表示は垂れ幕式です!
ちょと黒ずんだ行先表示は歴史を感じますね!
回送の表示はこのようなものです。
参考に、JR西日本の700系新幹線B4編成はLEDの表示になっています。
正面から見るとこのようになっています。
JR東海所属の車両は、車両側面にJR700のロゴがありません。
JR西日本の700系B4編成は側面にJR700と書いています。
C52編成のフロントガラスをアップで撮影すると、C52の文字が見えます。
運転席のドアにも、C52の文字があります。
ここまでJR東海700系C52編成とJR西日本700系B4編成を比較しながら紹介しましたが、外観における違いとしてはこのような感じでしょう。
JR東海C52編成700系新幹線の車内
車内の写真です。
今回予約した11号車13Aです。
リクライニングはご覧の通り。
11号車の13C、12Cは、車いすの固定スペースとなっているので欠番になっています。
公衆電話があります。
「この列車はのぞみ414号です。」と書いています。
JR東海のC52編成では青緑の文字、JR西日本B4編成ではオレンジの文字でした。
最前列のテーブルはこのようになっています。
700系新幹線は、最前列と最後尾のみ電源コードがあります。
N700系の場合には、窓側の全座席に電源コードが装備されています。
壁紙はJR西日本のB4編成と異なり、ガラスの破片のような模様です。
大理石の模様をイメージしているのでしょうか?
壁紙のイメージは次の写真のようになっています。
次にデッキを見ていきます。
号車表示のシールの上には、オレンジ色でJR東海と書かれています。
デッキには富士山の写真が飾られています。
男性用トイレです。
男女兼用の洋式トイレです。
11号車は車いす対応の車両なので、自動でドアが開きます。
JR西日本B4編成と同じく、ウォッシュレットは装備されていません。
和式トイレの方は手動でドアを開閉します。
洗面所です。
JR東海C52編成700系新幹線に感じる老朽化
廃車が進んでいるJR東海の700系新幹線ですが、行き道で乗ったJR西日本の車両よりも老朽化を感じる部分がありました。
東海道区間での運用のほうがハードスケジュールなのでしょう。
新幹線同士のすれ違いや、トンネル突入時の風圧で窓がうねっていました。
窓側の席で足を壁に充てていればわかるのですが、
酷い場合には車体全体が歪んでいました。
走行中は車体もミシミシと音が鳴っており、さすがに廃車される理由がわかる感じもあります。
逆に、JR東海所属の700系新幹線のほうが、走行音が静かに感じました。
これは乗る位置にもよるのかもしれませんが、JR西日本の方は結構うるさかったです。
なお、JR西日本では山陽新幹線の区間の700系新幹線は残りますので、日本国内で700系新幹線が全車両廃車されるわけではありません。
まとめ
ここまで、東海道新幹線から引退する700系新幹線の乗車体験記について紹介してきました。
今回はJR東海所属のC52編成に乗ることができました。
700系新幹線は、いずれは写真のN700系にバトンタッチします。
電源コンセントの数など、N700系のほうが全面的に優れています。
また、新型のN700Aも走り、現在東海道新幹線を走行している既存のN700系は全てN700typeAに改造されており、もはや無印のN700系ですら過去モデルです。
今後はさらに進化したN700Sも登場します。
日本国内の新幹線で最も時代の流れが速いのが東海道新幹線です。
東京と大阪を結ぶJR東海の収益源を支えるドル箱路線であるので、飛行機との競争が激しい他、東海地震を想定した安全対策がどんどん進められています。
品川からは中央新幹線も開通するので、もはや新幹線自体が過去モデルになりそうな勢いです。
東海道新幹線は、JR東海の技術力の結晶であるとともに、想像以上に時代の流れが速い路線です。
実際、N700AのX0編成が廃車されています。
最新モデルのN700系シリーズも、今のうちに楽しんでおくのがいいのかもしれませんね。