本物の1926年製 T型フォードを見てきました!@北海道科学大学

本物のT型フォードを見てきました。

世界に自動車を普及させたフォードを象徴するモデルT型フォード。

日本においてもT型フォードは有名です。

電気学会全国大会で北海道科学大学に行った際に、本物のT型フォードが展示していたので、遠慮なく写真を撮ってきました!

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北海道科学大学に行った理由

初めに、北海道科学大学に行った理由について、簡単に紹介します。

ちょうど平成31年3月に、電気学会全国大会があり、この電気学会の会場が北海道科学大学でした。

平成31年電気学会全国大会

過去に東北新幹線・北海道新幹線のグランクラスの乗車体験記を書いているときがありましたが、時期的には同じタイミングになります。

E5系/H5系のグランクラス乗車体験記

正直なところ、自分の発表だけサクッと終わらせて遊ぼうと思っていたのですが、北海道科学大学内を散策中に、T型フォードを見つけました!

というわけで、ブログネタになると思い、カシャカシャと撮影を開始しました。

フォードが自動車を開発した理由

ヘンリー・フォードの名言なのですが、「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」ということです。

昔は馬車が主流であり、客車を馬に引かせることである意味の自動車になっていました。

ヘンリー・フォードが顧客が何を欲しがっているのかを考えると、もっと速い馬が必要だと考えたのが、自動車の発展につながったと思うと、なかなか深いですよね。

その結果、大衆向けに大量生産できたT型フォードは世界中で人気を博し、1日に1000台を生産できるまでに至りました。

発売開始から生産終了までに、15,007,033台が生産されました。

こんな歴史があって、今のマスタングのような熱い車が生まれているのですね。

余談ですが、馬車が自動車になったという経緯は、今のホンダによく現われています。

ホンダがなぜここまでFFにこだわるのかと言うと、馬車をイメージしているそうです。

馬車は前にいる馬に客車を引っ張らせます。

それと同じで、自動車もエンジンに引っ張らせた方が安定するという考えです。

今となってはFRが主流であり、スポーツモデルに関しては徐々にAWDにシフトしています。

ホンダも一時はS2000でFRを採用しましたが、今ではFFのシビック タイプRが復活しました。

そんな形で、今の自動車文化は馬車から始まり、いまだに馬車の影響を受けているということですね。

T型フォードのスペック

北海道科学大学に展示されているT型フォードは1926年製造でした。

T型フォードのスペック

直列エンジン4気筒 2896cc

最高出力:20-24HP/1400-1800rpm
最大トルク:11.3kgf・m/1000rpm

トランスミッション:足動マニュアル2速

駆動方式:FR

100年近く前の車なのに、すでに排気量は3.0Lに近い大排気量エンジンでした。

ただし馬力は20馬力から24馬力ほど。

最高出力発生回転数が1400-1800rpmであることを考えると、高回転馬力を全く生かせていないことがわかります。

なお、ヤマハのバイクで調べましたが、250ccのバイクの最高出力は23馬力と言うことです。

この時代の車はエンジンの製造技術が低く、直列エンジン6気筒、直列エンジン4気筒のエンジンは、直列エンジン2気筒を複数組み合わせることで製造されていました。

このT型フォードでは、直列エンジン4気筒を、一つのブロックで製造することに成功し、当時の最先端技術が詰め込まれたモデルとなっていました。

トランスミッションは2速マニュアルです。

ギア比は次のようになっていました。

1速:約3
2速:1(直結)
後退:約4

本物のT型フォードのエクステリア

では、本物のT型フォードのエクステリアデザインを見ていきます。

まずは斜めから見た写真です。

T型フォードの雰囲気は、なんとなくメルセデス・ベンツ Gクラスに似ています。

サイドから見た写真です。

100年近く昔の車なのに、フェンダーのあたりは鉄板が曲線を描いています。

衝突安全性が高いようには見えませんが、かなり硬そうな外観をしています。

あと、サイドミラーがありません。

反対側のサイドからも見てみました。

逆光ですが、車のシルエットがよく見えます。

意外と足回りの構造は単純なようです。

最後にリアです。

リアウィンドウは小さい窓になっています。

これでバックするのは怖いですね・・・(笑)

リアにはスペアタイヤを積んでます。

フェンダーとサイドステップです。

サイドステップには滑り止め用のギザギザがあります。

フロントグリルです。

写真ではよくわからないのですが、T型フォードのエンジンは水冷式なので、ラジエーターがあるはずです。

サイドにある排熱ダクトです。

フロントグリルから流入した外気は、このボディ側面のダクトから排出されます。

もう少し拡大するとこのような写真。

T型フォードのホイールです。

面白いことに、T型フォードのホイールのスポークは木製です。

木製のホイールでよくこんな重量物を支えれると思いませんか?

ホイールを正面から見てみました。

木製のホイールは12本スポークです。

ボディ下部も見ていきます。

まずは前側です。

この部分にエンジンとトランスミッションがあるのですが、暗くてよく見えませんでした。

次に後ろ側です。

後ろ側はプロペラシャフトで後輪に動力を伝達する方式であり、まさに今のFR車と同じ構造となっています。

T型フォードが、自動車の発展に寄与したことがよくわかる写真でしょう。

100年前から構造がほとんど変わらないFR車ってすごいと思いませんか?

それだけT型フォードの技術が完成していたということです。

本物のT型フォードのインテリア

次に、本物のT型フォードのインテリアデザインを見ていきましょう!

まずは運転席周りです。

ハンドルは4本スポークです。

反対側からも見てみました。

スピードメーターなどは装備されていないようです。

運転席と助手席は一体化されています。

背もたれの一番高いところが運転席と助手席の中間点になるアーチ型の構造であり、長距離ドライブには向かないでしょう。

リアシートは足元の空間が広いように感じます。

北海道科学大学までのアクセス

北海道科学大学の最寄り駅は、JR北海道 函館本線 手稲駅です。

札幌から小樽方面へ、快速で2駅です。

手稲駅からはバスになりますが、タクシーでも1000円を超えないので、時間がない場合には十分タクシーで行ける距離です。

タクシーで北海道科学大学までと言うと、おそらくA棟の前で降りることになります。

T型フォードはE棟で展示されています。

北海道科学大学のキャンパスマップを掲載しているので、参考にしてください。

まとめ

ここまで、北海道科学大学で展示されていたT型フォードについて紹介してきました。

電気学会全国大会参加のために行ったのですが、思わぬ収穫でした!

車の歴史において、誰もが耳にしたことのあるT型フォード。

話には聞いていましたが、T型フォードを実際に見るのは初めてでした。

T型フォードの本物はなかなか見ることができません。

車好きの方なら、北海道の観光スポットの一つとして、北海道科学大学のT型フォードを見に行ってもいいのではないでしょうか?

綺麗に手入れされ黒光りした大事に保管されているT型フォードです。

くれぐれも、お手を触れないようには注意してください。

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