前から気になっていたアウディA6を見てきました!
ディーラーで黒光りするアウディA6に実際に触れて、感じたことをまとめました。
目次
Audi A6 Avant基本情報
エンジンとしては、
1.8 TFSI
直列エンジン4気筒 1.8Lターボ
最高出力:190PS/4,200-6,200rpm
最大トルク:320/1,400-4,100rpm
アウディA6で一番小さいエンジンになります。
2.0TFSI
直列エンジン4気筒 2.0Lターボ
最高出力:252PS/5,000-6,000rpm
最大トルク:370Nm/1,600-4,500rpm
アウディA6の2.0L ターボエンジン。
エンジン出力が252PSと控えめな理由は後述です。
3.0TFSI
V6 3.0L スーパーチャージャー
最高出力:333/5,500-6,500rpm
最大トルク:440Nm/2,900-5,300rpm
3.0Lという大排気量ながらさらにスーパーチャージャーによる過給と、低回転から図太い低速トルクを発揮するエンジンです。
今回紹介するのは展示車のAudi A6 Avant 2.0TFSI quattroです。
エンジン
アウディのエンジンは比較的前方にあります。
位置としては直4エンジンの最後尾のシリンダーがフロントドライブシャフト上に乗る程度の位置です。
前側3気筒はオーバーハングになります。
※BMWなどは前後重量配分が50:50を狙うのでエンジンが比較的後方にあります。
エンジンとしては2.0Lターボで252PSというちょっと控えめな出力ですね。
このことについて聞いてみたら、「燃費との兼ね合いで出力を決定している。」
ということでした。
A4 の試乗の時に感じたことから考察すれば、自分なりの答えとしては、「ターボ感を消し、大排気量を演出するため」だと思います。
A4 1.4TFSIの試乗では、レガシィターボのような荒々しさが感じられませんでした。
まるで大排気量NAの様な走り。
もちろん踏み込めばレガシィの方が速いでしょう。
パワーを出すターボがレガシィとなりますが、大排気量NAを小排気量ターボで置き換えるダウンサイジングターボの観点で見れば、アウディのターボになるのかなぁと思います。
乗り比べたら一発でわかるぐらいの差でした。
小型タービンにすれば過給能力は劣り最大加速力は落ちますが、タービンの慣性モーメントが小さくなるのでターボラグが小さくなります。
すると低回転からターボが効くようになり、ターボ感が消え、大排気量エンジンの乗り味を演出できます。
ブレーキ
Audi A4の試乗では特に特徴はありませんでしたが、Audi A6では、前ブレーキが対向4ポットキャリパーになるので、ブレーキ性能が大幅に強化されます。
よって、制動力はかなり強力ではないかと予測できます。
Audi A6 Avantの前ブレーキ
Audi A6 Avantの後ブレーキは、通常の浮動式1ポットキャリパーになります。
ただし、対向4ポットキャリパーだからブレーキが強力というわけではなく、ブレーキパッドの面圧が均等になるので、パッドの性能を最大限に発揮できる。
また、ブレーキ剛性が高い。
という方が正しいでしょう。
よって、同じサイズ、同じパッドを用いた場合には対向多ポット型の方が強力な制動力を発揮します。
しかし、ブレーキ性能自体はもともとパッド性能とタイヤ性能および車重に大きく依存することも考えると、アウディA6はアウディA4より車重が重いため、実際に試乗してみないと何とも言えません。
例えば、以前にマスタングに試乗したのですが、ブレーキスペックは、
フロント:対向4ポット
リア:浮動式1ポット
であり、アウディA6と同じスペックです。
しかし、ブレーキの効き自体は十分でしたが、ブレーキ構造から想像するほど特段効きが強いと感じることもありませんでした。
なので、ブレーキ性能が気になる場合は必ず試乗してください。
エクステリアデザイン
フロントデザインです。
アウディのデザインは、A6ぐらいの大きさになってくるとワイド感が強調されてかっこよくなってきます。
全長が長く見えるデザインもGoodです。
リアデザインです。
リアハッチの斜めのカットが良いですね。
LEDのテールライトはデザインが良いです。
サイドビューです。
BMWよりもエンジンが前方にあるので、フロントオーバーハングが長めなのが特徴です。
インテリア
次に、アウディA6のインテリアを紹介します。
スピードメーターは垂直な位置で0となるデザインです。
ATセレクトレバーは一般的な操作性です。
一足早くフルモデルチェンジしたアウディA4では、新しい操作方法のセレクトレバーが採用されていました。
アウディA6のセレクトレバーも、フルモデルチェンジの際に新型へ変更されるかもしれません。
個人的には、操作ミスを減らすという意味で、全メーカーでデフォルトのレバーで統一してほしいと思うのですが、安全性能と環境性能が厳しきなる中で没個性といわれ、なんとしてでも個性を出すためには仕方のないことなのでしょうか。
ライトの操作はダイヤル式です。
直観的でわかりやすいです。
リアシートです。
リアシートの足元空間です。
全長が長いアウディA6は、後部座席の足元にも余裕があります。
カーゴルームも十分広いです。
まとめ
ここまで、アウディA6について紹介してきました。
アウディA4よりも大型で、よりゆとりのあるボディサイズとなっています。
アウディA4では小さくて使い勝手に問題があると感じる場合、A6を選んでもいいかもしれません。
以上、アウディA6について、参考になれば幸いです。