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今回は、JR西日本 神戸線 新快速 223系の乗車体験記です。
姫路から大阪まで乗車しました。
都市部の在来線の取材も兼ねた乗車はなかなか乗客も多く難しいのですが、平日の昼間、始発駅の姫路駅から乗車することで、運よく写真に収めることができました。
目次
JR西日本 223系 新快速とは
JR西日本 223系
JR西日本 223系とは、JR西日本のアーバンネットワークを象徴する車両です。
最高速度は130km/h。
最高速度が異なる221系(最高速度120km/h)との併結も可能であり、その場合には223系が221系の性能に合わせた制御がされるそうです。
なお、新快速での運用の場合には130km/hが必要なため、223系単体で運転されています。
221系と223系の併結は、JR神戸線 京都線の快速電車で稀に見られる光景です。
※221系に乗りたいのであれば大和路線(JR難波~天王寺~奈良)の方が本数が多いです。
JR西日本 新快速とは
次に、JR西日本の新快速の立ち位置を紹介しましょう。
新快速の位置づけは、快速よりも早い電車という位置づけです。
基本的に特急と停車駅が大きく変わらず、通過待ちも一切ありません。
ダイヤ乱れの際には特急を優先的に走らせるようですが、平常時においては特急券無しで、特急と同等の速さの電車ということになります。
223系が多く導入されているJR神戸線・京都線は、阪急電車、阪神電車、山陽電車が並走しており、かなりの激戦区です。
JRの利点としては、兵庫~大阪~京都を乗り換えなしで走れること。
神戸から京都間で考えると、梅田や十三などの途中駅での乗り換えが必須な私鉄に対して、JR西日本が有利な路線です。
新快速は草津(滋賀県)~西明石(兵庫県)の複々線における列車線を走り、快速に対して大幅に停車駅を少なくしています。
最高速度の130km/hも合わせて、米原~姫路の表定速度(停車時間も含めた平均速度)が83km/hと、日本最強の在来線の異名を持つ列車種別になります。
JR西日本 新快速の停車駅
JR京都線・神戸線をメインに運転されている新快速の停車駅を紹介します。
運行区間は「敦賀~京都~大阪~神戸~姫路~播州赤穂」です。
全ての新快速で、「京都~大阪~姫路~播州赤穂」の経路は同じです。
敦賀~京都において、
- 湖西線経由
- 北陸本線・琵琶湖線経由
で運行ルートが異なるのでご注意ください。
停車駅については車内にも掲載されているのですが小さくて見えないので、詳細を書き出してみました。
湖西線
湖西線内の停車駅です。
琵琶湖線経由の新快速は停車しないので注意してください。
- 敦賀-近江舞子の各駅
- 堅田
- 比叡山坂本
- 大津京
- 山科
- 京都(→京都線へ接続)
北陸本線・琵琶湖線
北陸本線・琵琶湖線内の停車駅です。
湖西線経由の新快速は停車しないので注意してください。
- 敦賀-米原の各駅
- 彦根
- 能登川
- 近江八幡
- 野洲
- 守山
- 草津
- 南草津
- 石山
- 大津
- 山科
- 京都(→京都線へ接続)
京都線
京都線内の新快速の停車駅を紹介します。
湖西線・琵琶湖線から来た新快速は京都駅で合流します。
- (湖西線・琵琶湖線から接続→)京都
- 高槻
- 新大阪
- 大阪(→神戸線へ接続)
神戸線から先
神戸線から先、播州赤穂までの停車駅を紹介します。
行先としては姫路、網干、播州赤穂行きの新快速が多いです。
- (京都線から接続→)大阪
- 尼崎
- 芦屋
- 三宮
- 神戸
- 明石
- 西明石
- 加古川
- 姫路から網干・播州赤穂までの各駅
JR西日本 223系の写真
次にJR西日本 223系の写真を紹介します。
外観デザイン
姫路駅で撮影しました。
ステンレスボディの普通の電車です。
外観における特徴は、ヘッドライトの堀が深く、ブラックアウトされているところ。
昔のBMWのヘッドライトのデザインに似ているような気もします。
初めて見ると不気味なライトなのですが、見慣れてくると、そんなものだと慣れてきますね。
JR西日本では、車両連結部の線路転落事故対策として、先頭車両にも落下防止用のガードが取り付けられています。
これで、編成同士の連結部の転落事故を防ぐことができます。
しかし・・・
空気抵抗を無視したガード、やっぱりかっこ悪いです・・・(笑)
新快速の京都方面の先頭車両はクモハになります。
- ク:制御車(運転席のある車両)
- モ:電動車(駆動用モータのある車両)
- ハ:普通車
の意味なので、クモハとなれば、運転席から全面展望を楽しめ、さらに走行音も楽しめるという最高の車両になります。
一方の姫路川の先頭車両はクハになり、付随車になります。
前面展望は楽しめますが、押されているだけで自走できない車両なので、サウンド的には迫力に欠けることになります。
新快速を楽しむなら、京都方面行の先頭車両が最適です。
車内
次に車内を見てみましょう。
223系では転換クロスシートが採用されており、特急列車のようなシートなので長距離の乗車も快適です。
さすがにリクライニングは無いですが、長椅子の車両よりも快適度は高いでしょう。
後ろから見た写真です。
223系には補助シートがあります。
転換クロスシートのメリットは、座れたときの快適性の高さなのですが、デメリットは輸送能力が著しく低下することです。
そこで、223系は補助シートの導入を行いました。
ドア付近に設置されている補助シートを倒すと、下の写真のようになります。
通常時は補助シートを開放することで座席数を増やし、ラッシュ時には補助シートが利用できないようにロックすることで輸送能力を高めています。
同じような補助シートは京阪電車などでも採用されていますね。
JR神戸線の面白さ
複々線が西明石から始まる
JR神戸線の面白さは複々線にあるでしょう。
草津~西明石間の120kmで線路が4本ある複々線になります。
複々線は、特急や貨物列車の走る列車線と、普通電車が走る電車線に分かれており、並走しています。
新快速は列車線のみを走ります。
快速電車はダイヤによって列車線と電車線の両方を走ります。
姫路駅から西明石駅の複線区間の全面展望です。
西明石以降の複々線区間の全面展望です。
新長田駅で複々線の向きが変わる
新長田駅で複々線の向きが変わります。
線路図でみると、下り(姫路方面)の列車線が、電車線の下をくぐる形で立体交差する構造になっています。
京都方面の新快速ではわかりにくいですが、姫路方面の新快速に乗れば、神戸駅を出発後、新長田駅を通過する手前で、下の図のような立体交差を確認できます。
舞子駅は明石海峡大橋の根元にある
姫路~西明石~神戸と、瀬戸内を走るJR神戸線。
瀬戸内といえば、明石海峡大橋が有名ではないでしょうか?
実は、JR神戸線の車窓で、明石海峡大橋が見えるんです!
明石海峡大橋の下をくぐります。
写真左下の建物が、JR神戸線 舞子駅です。
ちょうど明石海峡大橋の根元の部分に駅があります。
明石海峡大橋通過後の写真です。
写真に写っているホームが、舞子駅のホームです。
アーバンネットワークの在来線でありながら、いい車窓を楽しめるので、海側の座席に座るのがおすすめです!
まとめ
ここまで、JR西日本 223系 新快速の乗車体験について紹介してきました。
関西最強の在来線である新快速は、青春18切符で乗れる電車です。
ラッシュ時には相当な混雑になりますが、日中は比較的すいており座れるので、関西の旅行の際に計画的に利用するといいでしょう。
例えば大阪に観光に来たついでに、京都・神戸・姫路などの観光地へ1時間程度でアクセスできます。
ということで、新快速の乗車体験記でした!